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【王位戦】藤井聡太王位が2つ目の永世称号の資格獲得に気合 渡辺明九段と1年ぶり対戦

日刊スポーツ / 2024年7月5日 20時13分

名古屋市「徳川園」で前日会見するす藤井聡太王位(撮影・松浦隆司)

藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖=21)に渡辺明九段(40)が挑む将棋の伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦7番勝負が6日、名古屋市の「徳川園」で開幕する。藤井は王位5連覇と「永世王位」の資格獲得(連続5期または通算10期)がかかるシリーズになる。自身初となる王位挑戦を決めた渡辺はタイトル奪取を目指す。

両者は決戦前日の5日、対局場となる徳川園で、使用する盤や駒、照明の明るさをなど確認する「検分」を行い、会見に臨んだ。

同園は旧尾張徳川家の2代目藩主、光友の隠居所。隣接する徳川美術館でお宝の将棋盤「菊折枝蒔絵(きくおりえだまきえ)」を見学した藤井は「見入ってしまうようなすばらしいもので、対局に向けて気持ちを高めることができた」。自身2つ目の永世称号となる永世王位の資格獲得に気合を入れた。

2人は過去に5回タイトル戦でぶつかったが、いずれも藤井が制している。昨年の名人戦7番勝負以来、約1年ぶりの対戦となる渡辺は「限られた時間の中で準備はしてきた」と自信を見せた。持ち時間は各8時間の2日制、開幕局の先手、後手は振り駒で決定する。【松浦隆司】

【王位戦7番勝負日程】

◆第1局 7月6、7日、名古屋市「徳川園」

◆第2局 7月17、18日、北海道函館市「湯元 啄木亭」

◆第3局 7月30、31日、徳島市「渭水苑」

◆第4局 8月19、20日、佐賀県唐津市「洋々閣」

◆第5局 8月27、28日、神戸市「中の坊瑞苑」

◆第6局 9月10、11日、静岡県牧之原市「平田寺」

◆第7局 9月24、25日、神奈川県秦野市「元湯 陣屋」

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