「最初はグーはドリフから始まった」ももクロ百田夏菜子「すごく感動」加藤茶「志村のアイデア」

「ドリフに大挑戦SP」の会見を行った、前列は加藤茶（左）と高木ブー、後列は左から飯尾和樹、長田庄平、松尾駿、飯塚悟志、百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れに（撮影・中島郁夫）

フジテレビ系で8月5日に「ドリフに大挑戦SP」（午後7時）放送される。このほど、放送に先立ちザ・ドリフターズの加藤茶（81）高木ブー（91）らが囲み取材に応じた。

同番組第6弾となる今回は学校コントに挑戦。観客を前にした公開コントには、同番組の常連メンバーとなった東京03飯塚悟志（51）、ももいろクローバーZらが参戦する。観客を前に加藤は机を倒したり、ボケたり縦横無尽。ドリフのステージとは違う環境に加藤は「お客さんが『倒せ倒せ』って初めてですから。応援して頂いているみたいで良かったです」と生き生き。高木は「今は加藤と2人だけどドリフターズは5人。皆さんが参加してくれることがうれしいですね」とドリフが開拓してきたコントが令和となった今も幅広い世代に浸透していることに感謝した。ゆったりと話す高木に、加藤は「何て言ったか分かりません（笑い）」とイジると周囲も爆笑。ステージ外でも、絶えない笑い声がコメディアンの健在ぶりを示していた。

今年でドリフ結成60年。ももクロ百田夏菜子は「じゃんけんの『最初はグー』もドリフターズさんから始まったと聞いて。すごく感動しました」と歴史に感動。加藤は「志村（けん）と仲本（工事）がやっていたじゃんけんコントで志村のアイデアでやった。どんどんはやって当たり前になったのがうれしい」と盟友との記憶に触れた。

この夏にはドリフ結成60年を記念した「ザ・ドリフターズ展」も開催される。見どころについて高木は「なんもないよ」と笑いを誘いつつ「ドリフターズのことを書いた絵本を書いた。見ればこんなコントやっていたなと言うのが分かる」と呼びかけた。【望月千草】