菊地凛子「何より感慨深い」日本映画プロフェッショナル大賞主演女優賞受賞に涙
日刊スポーツ / 2024年7月6日 21時41分
菊地凛子(43)が6日、都内で行われた第33回(23年度)日本映画プロフェッショナル大賞で主演女優賞を受賞し、涙した。
受賞対象作「658km、陽子の旅」の熊切和嘉監督(49)とは、01年の同監督の商業デビュー作「空の穴」に新人として起用されて以来、20年ぶりにタッグを組んだ。「40歳…ここからどういうふうにキャリアを積んでいけばいいか悩んだ時、監督が20年前に役をくださって、再び同じように作品が撮れた。何より感慨深い」と口にした。
「658km、陽子の旅」で、菊地は父の訃報を受けて東京から青森県弘前市の実家までヒッチハイクをすることになった、主人公の陽子を演じた。引きこもりがちの生活だった陽子が、東京から青森をたどる旅の中で出会う人々とのトラブルや温かい交流を通して、久しぶりに他人と関わることで長年の自分への後悔をあらわにし、孤立した心を癒やしていく一夜を描いた。
菊地は「658km、陽子の旅」と「空の穴」を重ね合わせ「(『空の穴』に)軽トラのシーンがあって、体を小さくして撮影した。また縁があって小さい車に乗って撮影した」と振り返った。自身のキャリアを振り返りつつ「私は縁があって海外に行ったけど、日本映画に出た実感があった。楽しめるようになったのは、変わったと思う」などと語った。
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