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【都知事選】落選ドクター・中松氏失望あらわ「岩盤に負けた」石丸氏国政挑戦示唆に「僕、怒るよ」

日刊スポーツ / 2024年7月7日 21時33分

テレビで開票速報を見守り、小池百合子都知事の当選確実の一報が流れ、無念の表情を浮かべるドクター・中松氏(撮影・村上幸将)

都知事選に10年ぶりに立候補した、国際創造学者・発明家のドクター・中松氏(本名・中松義郎=96)は7日夜、小池百合子都知事(71)の当選確実の一報が報じられると「10年たって、変わったかと思ったら、変わらなかった」と失望をあらわにした。

敗因について「職業政治家の組織、労働組合の組織の、岩盤の間を針の穴のような隙間を突いたが、10年前と変わっていない」と政党の組織力の壁を改めて痛感。さらに「マスコミが、特定の4候補ばかりを選挙戦に入る前から報じ続けた。職業政治家、労働組合組織、4人しか報じない報道メディア…この3つの岩盤があった。メディアが4人を選んだ基準は何なんだ。能力なのか、真面目さなのか? アンフェアな闘いだった」とメディアにも失望をあらわにした。

6月に上旬に入り、自民党の裏金問題に端を発した一連の問題に怒りを感じ電撃的に出馬を決意。「国民は税金を払っているのに、政治家の特権と言わんばかりに、ふらちな行為が横行している。今の政治の体たらくは見ておけない。国民の1人して私も憤慨している」と言い放った。

96歳と高齢であることも踏まえ、当初は街頭演説に立ったり選挙カーに乗るなど、従来の選挙戦は展開しない意向を示していた。公示日の6月20日に立候補の手続きを済ませた上で、物価高や貧困の解決、災害への対処、環境改善といった自身の政策を落とし込んだ公式GPTs「答えマース」を設置。有権者からの質問にも、本人に成り代わって回答含めて24時間、やりとりできるようにした。ただ「GPTsでの対応ではなく、ドクター・中松先生、本人の声で政策を聞きたい」など、有権者からの熱い声が相次ぎ5、6日には街頭演説を行った。

今回の都知事選は、過去最多の56人が立候補した。さらに、選挙ポスター掲示板を一部政党が“ジャック”し、全く選挙に関係のないポスターを貼る問題も物議を醸した。中松氏は「96年、東京に生きてきて…こんな選挙、あり得なかった」と首を傾げた。

中松氏にとって、今回の立候補は1991年(平3)4月を皮切りに都知事選7回、衆院選3回、参院選6回の計16回出馬してきたが、出馬は14年12月の衆院選以来9年半ぶり。都知事選では、14年2月以来10年ぶりの出馬となった。過去、18回、戦ってきた選挙戦の中で、失望感は最も、大きい。「こういう投票行動を取ると東京、日本は良くならないと有権者が自覚しないと」と何度も繰り返した。

その失望感が怒りに変わったのが、広島県安芸高田市の元市長から出馬した石丸伸二氏(41)が、小池氏の当選確実が報じられたことを受けて、国政挑戦を口にしたことが報じられた瞬間だった。「選択肢としては当然あります。まずは広島1区とか。岸田首相の選挙区ですね」と語ったなどとコメントが報じられると「本当、僕、怒るよ。真面目にやってる人、損するよ」と怒りをあらわにした。

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