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【都知事選】ドクター・中松氏10年ぶり出馬も「この状態なら立候補の意味がない」引退明言せず

日刊スポーツ / 2024年7月8日 5時0分

テレビで開票速報を見守り、小池百合子都知事の当選確実の一報が流れ、無念の表情を浮かべるドクター・中松氏(撮影・村上幸将)

国際創造学者・発明家のドクター・中松氏(本名・中松義郎=96)は、14年2月以来10年ぶり8度目の都知事選出馬も、実らなかった。結果を受けて「引退とは言わないが…この状態のままだったら、立候補しても意味がない」と、国政選挙含めて17回の立候補で、初めて選挙に意味を見いだせなくなったと吐露した。

1991年(平3)4月を皮切りに、都知事選への出馬は今回が8回目。衆院選3回、参院選6回の計17回出馬してきたが、国政選挙を含めた出馬は、落選し「もう選挙には出ない」と口にした14年12月の衆院選以来9年半ぶりだった。その後も、選挙が行われるたびに出馬が取りざたされてきたが固持してきた。その裏には「資本主義では、職業政治家による裏金など問題が生じる可能性がある。本当に能力があり、真面目な人を選ぶ“知本主義”でないといけないと思う」という考えがあった。

その中、昨年に明らかになった自民党の裏金問題に怒りを感じ、6月上旬に都知事選出馬を緊急決断した。ただ、いざ選挙戦のフタを開けてみれば、過去最多の56人が立候補した上、選挙ポスター掲示板を一部政党が“ジャック”し、全く選挙に関係のないポスターを貼るなど、選挙に関係ない部分ばかりが話題となった。選挙が、半ばエンターテインメント化しており、中松氏は「売名、お遊び…けしからん。(前回の出馬から)10年たったら、少しはこの業界が良くなったかと思ったら何も良くなってない。論外。失われた10年」と評した。

さらに「裏金問題で、国民の世論が少しは変わったかと期待したが、都民の意識は変わっていなかった。結果について失望しているとともに、もう少し良識のある人がいると思ったが…都民にも失望した」と口にした。

国政選挙含め、今後の出馬の可能性を問われると「引退と言うと、語弊がある。世の中の状況は刻々と移り変わるものなので、4年後を見た上で考えたい」と答えた。【村上幸将】

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