BDで人気のぬりぼう「もう一度あなたに会いたい」で歌手デビュー 「目標は東京ドーム」

自分の決めポーズを披露するぬりぼう

朝倉未来（31）率いる1分間の格闘技「BREAKING DOWN（ブレイキングダウン）」でブレーク中のぬりぼう（32）が8日、アーティストNURIBOUとして「もう一度あなたに会いたい」を配信リリース、歌手デビューした。別れた恋人に対する甘く切ない恋心を、しっとりと歌い上げている。

この日、都内で取材に応じたぬりぼうは「YouTubeで歌っていたら、可能性があるんじゃないかと声をかけてもらいました。ブルーノ・マーズ、マイケル・ジャクソン、アリアナ・グランデ、EXILE、三代目　J SOUL BROTHERSとかが好きで、ずっと歌ってきました。小学生のころから、お笑い芸人か歌手になりたかった。人に勇気や感動を与えられる歌い手になりたい」と話した。

東京出身で、高校卒業後の2010年（平22）に吉本興業のNSCに16期生として入所。12年にお笑いコンビ、チョケラッチョを結成したがトリオ、解散、再結成などをへて22年（令4）に解散。18年からはYouTubeチャンネル「ぬりぼう＆さわきんチャンネル」でインフルエンサーとして活躍してる。

22年にブレイキングダウンのオーディションに応募。ビッグマウスとは裏腹な臆病ぶりが、なぜか朝倉、瓜田純士（44）バン仲村（47）といった歴戦の勇士に気に入られ人気者となった。

「とんねるずが好きだったんだけど、お笑いなら吉本だろうと思ってNSCに入りました。相方のさわきんは元同期生で、互いに芸人を辞めても仲良かったのでYouTubeを始めました。高校の時に1年間だけキックボクシングのジムに通っていたので、インフルエンサーとして名前を広めるために、ブレイキングダウンに応募しました。出たらバズって、その縁で歌手デビューにまでこぎ着けました」と振り返った。

ブレイキングダウンのオーディションでは言動と行動の面白さから、瓜田から「お前、ひな壇クオリティーだから」と歴戦の勇者が並ぶ中に加えてもらった。「あれがなかったら、今は無い。小学生の頃の、芸人の夢と歌手の夢がかないました」と笑顔を見せた。

8月17、18日に東京・お台場R地区で開催される笑顔と平和の祭典「PEACE STOCK 79，　TOKYO204」の18日にステージに、島谷ひとみ（43）丘みどり（39）SHOW－YAらと出演する。

1万人規模の観客の前での歌唱に「今まで最高はブレイキングダウンで3000人の前で戦ったこと。まじ、緊張します。でも、目標は東京ドームの5万人の前で歌うことですから。英語が得意なので世界を狙っていきたい。モンゴルとか北朝鮮を中心にね」と笑った。