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畑芽育、1歳で芸能活動始めて21年で映画初主演「うちおと」作間龍斗、那須雄登らの姉役

日刊スポーツ / 2024年7月9日 7時0分

「うちの弟どもがすみません」で映画に初主演する畑芽育と、弟を演じる左から作間龍斗、那須雄登、織山尚大、内田煌音(C)2024「うちの弟どもがすみません」製作委員会(C)オザキアキラ/集英社

畑芽育(22)が「うちの弟どもがすみません(うちおと)」(12月6日公開)で、1歳で芸能活動を始めて21年で初めて映画に主演することが8日、分かった。

累計発行部数230万部突破の、オザキアキラ氏原作の少女漫画の実写化作品で、大好きなお母さんの再婚により、超イケメンながらクセ強な4人の弟のお姉さんになる女子高生を演じる。異父弟役をHiHi Jets作間龍斗(21)美 少年の那須雄登(22)少年忍者の織山尚大(20)ジュニアの内田煌音(10)と、STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)所属の4人が演じる。監督は、三木康一郎氏(54)が務める。

畑は「初主演作ということで緊張しているのですが、家族になるお話なので、温かさや優しさがあふれる作品にできればいいなと思います」と待望の映画初出演への思いを語った。演じる成田糸は、新しい父の転勤で、いきなり姉弟5人での同居生活がスタートも、長女として家を支えるため奮闘し少しずつ家族として打ち解けていく。「私は、5人兄弟の末っ子なので、糸ちゃんとは真逆なのですが」と、自身の家族構成とは正反対の役どころだが「糸ちゃんの『家族を守るんだ!』という強い意思や、心の温かさが原作を読んですごく輝いて見えました」と家族を思う糸に心引かれている。

ぶっきらぼうながら家族を大切に思う長男・源を作間が演じる。少女漫画原作の高校生役を演じるのは初めてで、髪も染めたという。「ついに、とうれしい気持ちになりました。今までずっと黒髪だったので、ピアスも髪色も違和感がありますが、それで役に入れたような気がします。家族には『カツラ被ってんの?』と言われました。源と同じく僕も長男なので『兄として何とかしなきゃ』というマインドに共感できました」と自らと同じ長男の源にシンパシーを感じている。

頭脳明晰(めいせき)で周りをよく見る策略家の次男・洛を那須が演じる。「ラブコメ映画に出たいと思っていたので、出演が決まってすごくうれしかったですし、普段から一緒にいる作間と、同期の織山も共演すると聞いてとても心強かったです」と織山との共演を喜んだ。「僕は長男なので、洛と似ているところはあまりないのですが、(実の)弟のひょうひょうとしてて周りを見ているところを役作りの参考にしました」と実弟をヒントに役作りしたと明かした。

繊細でミステリアスな三男・柊を織山が演じる。「映画に出るのが初めてだったので、不安な気持ちがあったのですが、監督や共演者の方たちとコミュニケーションを取っていくうちに楽しみになってきて、ワクワクしながらクランクインを迎えました」と映画初出演が決まった喜びを振り返った。役どころについては「柊は、少し前の自分に近いところがあって感情移入できたので、気合を入れて演じたいと思いますし、自然に演じられる気がしています。いい弟を演じられるように、楽しく撮影できたらと思います」と意気込んだ。

甘えん坊な一家のアイドルの四男・類には内田が抜てきされた。織山と同じく映画初出演で「出演が決まったときはすごくうれしかったです。初めて映画に出演するので、分からないことばかりですが、先輩たちに教えてもらいながら頑張りたいと思います!」と力を込めた。「お兄ちゃん役の作間くんはローラースケートがうまくてアイスをおごってくれたことがあります。那須くんは、コンサートの感想を伝えたら喜んでくれましたし、かっこいいです。織山くんはダンスが上手でかっこいいです。類は僕とポンコツなところが似てるので、そのまま演じていきたいと思います」と、先輩3人との共演を喜んでいる。

プロデューサーは、畑の起用について「イケメンの弟4人との同居生活。ともすれば嫉妬され、嫌われかねない境遇ですが、糸ちゃんは何事にもまっすぐな頑張り屋さんで、思わず応援したくなるキャラクター。説得力を持って演じていただける俳優さんを考えた時に、畑さん以外に思いつきませんでした」と説明。弟役4人の起用については「映画化にあたり、作品成功の鍵は『弟たちのわちゃわちゃ感』にあると考えました。同じ事務所の年齢の近いメンバーだからこそ出せる空気があるのではないか。本読みに集まった4人を見て、その予感は正しかったと確信しました」と、狙い通りだったと強調した。

原作者のオザキ氏は「映画化の話を聞いたときは『ずっと夢だったけど実際に話を聞くと信じられない…!』という気持ちでいっぱいでした」と映画化の打診を受けた時の思いを振り返った。その上で「実際に演じている姿やキャストの皆さんがわちゃわちゃと仲良くしている様子を拝見する機会があり、その空気を感じた瞬間『成田きょうだいがいる! これは絶対大丈夫だ!』と自信と楽しみな気持ちが増しました!」と、自らの目で撮影現場を見て、実写化に太鼓判を押した。

物語は、源の言動が家族を思ってのことだと気づいた糸の中で、いつしか源のことが気になる存在になっていく一方、柊が糸に特別な気持ちを抱き、事態は思わぬ方向へ進んでいく。畑は「共演の皆さんは、同年代の方々が多く、一緒にすてきな青春映画を撮れることがすごくうれしいです。皆さんと切磋琢磨(せっさたくま)して、楽しく撮影できたらと思います」と語った。

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