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長澤まさみ「スオミの話をしよう」三谷監督作詞曲歌うミュージカルシーン公開、瀬戸康史らも出演

日刊スポーツ / 2024年7月9日 5時0分

映画「スオミの話をしよう」でミュージカルシーンを演じた、左から遠藤憲一、松坂桃李、小林隆、西島秀俊、長澤まさみ、宮澤エマ、坂東彌十郎、瀬戸康史、戸塚純貴(C)2024「スオミの話をしよう」製作委員会

三谷幸喜監督(63)5年ぶりの新作映画「スオミの話をしよう」(9月13日公開)に瀬戸康史(36)宮澤エマ(35)戸塚純貴(31)が出演することが8日、分かった。また主演の長澤まさみ(37)と、長澤演じる主人公の新旧の夫を演じる西島秀俊(53)松坂桃李(35)遠藤憲一(63)小林隆(64)坂東彌十郎(68)ら、オールスターキャストによるミュージカルシーンが公開された。

「スオミの話をしよう」は、スオミの失踪を知り、元夫の4人が現在の夫の豪邸に集結も、それぞれが語るスオミは、見た目から性格までイメージが全く異なるため「スオミがどんな女性なのか」を熱く語り合う。1つの屋敷を舞台に、スオミはどこへ消えたのかと、その行方に右往左往する男たちの、悲喜こもごものやりとりを描くサスペンス・コメディー。遠藤が“1人目の男”M気質の使用人・魚山大吉(ととやまだいきち)、松坂が“2人目の男”見えっ張りのユーチューバー十勝左衛門、小林が“3人目の男”お人よしな刑事・宇賀神守、西島が“4人目の男”神経質すぎる警察官・草野圭吾、そして、彌十郎が自分勝手な詩人“5人目の男”となるスオミの現在の夫・寒川しずおを、それぞれ演じた。

ミュージカルシーンは「最後まで楽しい映画にしたい」と三谷監督が発案。長澤をメインボーカルに、キャスト全員で歌った。ミュージカルナンバー「ヘルシンキ」の作詞も自ら手がけ、08年「ザ・マジックアワー」以降、全ての三谷映画の音楽を手がけてきた、荻野清子氏が作曲を担当。長澤のパワフルな歌声の中、メインキャスト全員が歌って踊る超豪華なミュージカルシーンが完成した。

瀬戸は、西島演じる草野の有能な部下・小磯杜夫(こいそ・もりお)を演じる。三谷監督が脚本を手がけた22年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」をはじめ、29年「23階の笑い」や23年「笑の大学」など、近年の三谷監督演出の舞台作品にも欠かせない存在だが、三谷監督の映画への出演は初めて。

宮澤は、ある時はスオミのママ友、またある時はインテリアコーディネーターの女など、スオミの行く先々に現れる神出鬼没な女・薊(あざみ)を演じる。三谷監督作品は、19年の映画「記憶にございません」、20年のウェブドラマ「誰かが、見ている」(19年)、18、19年の舞台「日本の歴史」や今年の舞台「オデッサ」など出演は多数。

戸塚は寒川の世話係・乙骨直虎(おっこつ・なおとら)を演じる。三谷監督の映画及び演出作品への出演は初となる。

瀬戸、宮澤エマ、戸塚、そして三谷監督が、それぞれコメントを発表した。

瀬戸康史 舞台では何度も三谷作品に出演させていただいていますが、映像作品は初めてでした。今回の作品はほとんどシーンを長回しで撮影するというやり方で、ほど良い緊張感と三谷さんの脚本のおかしさ、演者の皆さんの面白さに笑いを堪えながらの撮影でした。最初台本を読んだ時、僕が演じた小磯はとても難しい立ち位置にいる役だと感じましたが、三谷さんの演出が入ると自然とカラダが動くというか、いつものように三谷さんに良い意味で遊ばれ、そんな不安も自然と消えていきました。そして試写会では内容を知っていても大爆笑してしまいましたね。

宮澤エマ 私は三谷さん作・監督の「記憶にございません!」が初三谷作品、初映画出演でしたので当時は緊張やプレッシャーと戦いながら毎日撮影に挑んでいました。その後、舞台や映像作品で三谷組に参加させて頂く機会も増え、今回の「スオミの話をしよう」は以前よりは落ち着いて撮影に臨めるかと思いきや、今までのどの作品よりも乗り越えるハードルが多く、現場で頂く演出にやはり、悩み続ける日々でした。三谷さんのアイデアはどこから浮かんでくるのか分かりませんが、絶対に応えたい! という気持ちのもと、スタッフ、キャストが一丸となり本当に笑いの絶えない現場でした!

戸塚純貴 スオミというワードは人生で初めて聞きましたので調べたら自分の好きな事がたくさん当てはまる憧れの国でした。撮影に入った当初は、大好きで尊敬している方の作品だからこそ、その方の作品に出た人ってだけでは終わりたくない、せっかくいただいたこの貴重な機会、自分にしかできない表現を全て出そう、と決めていました。長澤まさみさんの現場での気遣いはいつにも増してありがたく、大先輩方の胸をお借りして気負わず自由に演じさせていただきました。演出という武器を使って真剣にみんなを笑わせにかかってくる三谷さん、同じ目線でいてくださり、話しやすい環境を作ってくださる三谷さん、現場で台本が急に変わったりする三谷さん。台本にない要求を耳元で囁く三谷さん。恋愛ドラマでもなく、バイオレンスアクションでもなく、ミステリーでもシリアスでもなく、混沌(こんとん)ではなく「三谷幸喜」というジャンル。撮影ではお互いのお芝居に笑わずにはいられない、素晴らしいキャストと最高のスタッフが集結した「スオミの話をしよう」を僕自身も映画館で観るのを楽しみにしていますし、たくさんの方に観ていただきたい映画です。

三谷幸喜監督 (ミュージカルシーンに関して)今作は一度原点に戻って、思い切り演劇的な映画を作ってみよう、限りなくワンシチュエーションに近いセリフ劇をやりたいと思ったところが出発点です。全体が舞台劇に近い作りなので、エンディングはカーテンコールという意味で、出演者が歌って踊るかつてのMGMミュージカル風の形式にしたいと思いました。クランクイン1カ月以上前から、長澤さんには歌稽古とダンスの特訓。その他のキャスト陣も時間が許す限り、稽古を重ねました。踊っている姿がイメージできない西島さんや松坂さん、遠藤さんや彌十郎さんが必死に踊りの稽古をしている姿は、それだけで感動的で、本当に申し訳ないけれどそれだけで笑ってしまうんです。長澤さんの圧巻のパフォーマンスとキャストそれぞれの個性が輝くダンスで、ミュージカルシーンは間違いなく今作の注目シーンとなりました。多幸感あふれるきらびやかなシーンを、ぜひ映画館の大スクリーンでご覧頂きたいです。

(瀬戸康史、宮澤、戸塚の起用について)瀬戸さんとエマさんは、今、僕の作品のテイスト、テンポ感を一番分かってくれている俳優さん。2人がいることで、他の俳優さんたちも“こんな風にやればいいんだ”ということが伝わったと思うので、僕にとっては、貴重な存在のおふたりです。戸塚さんにお願いした乙骨役は、実は最後までなかなか決まらなかった役です。そんな時、僕が30年近く前に脚本を書いた「ヴァンプ・ショウ」(1992年初演/2022年再々演)という舞台の再々演を見に行ったら、当時古田新太さんがやられていた役を戸塚さんが演じられていて、それが素晴らしかったんです。この人はなんて面白いんだ! と思い、そこからすぐにお願いしました。スオミとスオミを愛する5人の夫、そして彼らを取り巻くこの3人の絶妙な掛け合いは必見です!

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