安倍晋三氏銃撃現場の献花台、小競り合いで一時騒然「奈良県警！」赤いヘルメットの男を「保護！」

現場となった奈良・大和西大寺駅前に設置された献花台の近くで赤いヘルメットの男性と上半身白ずくめの男性が警察官をもみ合いになり騒然（撮影・松浦隆司）

安倍晋三元首相が奈良市で銃撃されてから2年となった8日、現場となった奈良・大和西大寺駅前に設置された献花台の近くで同日午後5時ごろ、赤いヘルメットの男性と白ずくめの男性が警察官と小競り合いになり、一時騒然となった。

赤いヘルメット、上半身には黒いTシャツ、顔を黒い布で覆った男性が「奈良県警！」などと叫んだ。もう1人は上半身は白い服装に、顔は白い布で覆い、両手は白い手袋をつけていた。

数人の警察官ともみ合ううちに、赤いヘルメットの男性が興奮状態になり、激しく身体を警察官にぶつけた。

数人の警察官が男性を担ぎ、大和西大寺駅の階段を上り、踊り場で説得したが、男性は大声で叫び、駅周辺は一時、騒然となった。

その後、赤いヘルメットの男性は警察車両に乗せられ、現場から離れた。警察車両の乗せられる際、数人の警察官は「保護、保護！」と声を張り上げた。