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深谷隆司氏「自民党の意欲の無さが寂しい」「都議補選の結果を見れば喜ぶには値しない」と私見

日刊スポーツ / 2024年7月10日 9時12分

深谷隆司氏(2024年3月撮影)

元通産大臣で自民党東京都連最高顧問の深谷隆司氏(88)が、8日までに自身のブログ「深谷隆司の言いたい放題」を更新。東京都知事選の結果について私見をつづった。

7日投開票の都知事選は現職の小池百合子知事が3選を果たした。「2期8年を評価したからとマスコミは書いていたが、そんな積極的な評価ではなく、要は自民党が、派閥パーティー券収入不記載事件などで出馬出来なかったこと、蓮舫氏が共産党と組んでかえって票が伸びなかったことなどが小池氏に有利に働いた、ということではなかったろうか」と分析した。

小池知事は「お金のかからない子育て」などを主張し、隙間の無い支援を続けてきたと強調。ただ、最近の数字で東京での合計特殊出生率は0・99。今後も悪化が予想されている。

この件について深谷氏は「確かに妊娠、出産、育児の段階での支援の充実は他県と比べて群を抜いているが、成果が出ていないのが現実である。これではただのバラマキではないか。出生率の悪化をどこで食い止め回復基調に乗せるのか、知事にはそんなことへの積極的な意欲が見られない」と批判した。

都の抱える自然災害、経済の低迷などの問題点を挙げ、「首都の足元は不安定な状況ばかりである。これらを具体的にどう解決していくのか、この点についても知事に確たる対策が見られない」と指摘した。

深谷氏は同時に自民党についても、「知事選挙に手を挙げる人が皆無であることだ。政権を担う自民党、その意欲の無さが寂しい。一応、小池氏の勝利は自民党が全勝した先月の沖縄県議選に続く朗報ではあるが、都議補選の結果(自民党の候補は2勝6敗)を見ればそう喜ぶには値しない。4月以降の自民党は苦戦続きで、港区や目黒区の区長選のほか静岡知事選、衆議院3補欠選挙で連敗している。自民党の信頼回復には更に時間がかかりそうだが、ともかく責任政党との誇りと自信をもって頑張るしかない」とした。

今後、国政選挙が控えている。「次期衆議院選挙を目指して夫々(それぞれ)の区で全力を挙げるよう、都連最高顧問として檄を飛ばしている。地元の辻清人の選挙は私の一番大きな課題、全力で頑張るつもりだ」と決意も新たにしていた。

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