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ナイナイ岡村「かしこ同士のマウントの取り合い」 都知事選候補者のディベート合戦に私見

日刊スポーツ / 2024年7月12日 11時39分

岡村隆史(2024年5月撮影)

お笑いコンビ、ナインティナインの岡村隆史(54)と矢部浩之(52)が11日深夜のニッポン放送「ナインティナインのオールナイトニッポン」に出演。7日に投開票された東京都知事選を振り返り、候補者たちが繰り広げたディベートに思いを語った。

岡村は「面白かったですね、選挙特番」と言及。「でも、言うてることはわからへんねん。結局、かしこ(賢)同士のケンカみたいになってるから、それが面白いなって。イエスかノーかでも答えはらへんし。言うたらアカンことがあるのか、遠回しに煙に巻くやり方なんかわかりませんけど、テレビ見てて、なんでこうグチャグチャ遠回りに言うのかなぁと。お互いが、スタジオにいる人も、なんでこんなケンカ腰でやりとりしはんのかなぁ、嫌いなんかなぁと思ったりしながら見ていると面白い」と感想を述べた。そして「今、論破、論破って言われるじゃないですか。僕らなんかにはよくわかりません。かしこ同士のマウントの取り合いやからようわかりませんけど。すぐ『定義は?』ってなんねん」と話すと、矢部も「論破されたくない合戦、みたいな。『うわぁ、本当ですね』『うわぁ、痛いところ突かれた』とかあってもええねんけどな」と受けた。

また、岡村は「石丸構文とかも言われてるやんか」と、SNS上でも話題となっている前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)の独特の論法について触れた。「その人らのディベートのパターンというか、かしこの人ほどそういういろんなテクニックを持ってて、痛いところ突かれたら、なんかうまいこと遠回しにしながら話すり替えるとか、そういうテクニックをちゃんと持ってはんねんなぁ」と感心。続けて「話の途中で『ふんっ』って笑ったりしはるやんか。あれってもう、絶対その人、笑った側がマウント取ってる。『いや、あなたの言ってること、おかしいですよ』って。『質問されてることがちょっとおかしくて笑っちゃったんですけど』って言うんですけど、普通の会話してて笑うことなんかないやん。『こいつ、おかしなこと言うたな』と思って、笑うことなんかないんですよ。だからあれ、もう演技でしかないんですよ」と私見を述べた。

「かしこの人のテクニックってだいたいそう。向こうの質問に対して笑うねん。『おっしゃってることの意味がわからないんですけど』とか、『次元が低すぎて笑っちゃったんですけど』とか言って、1個笑うことで優位に立つっていう、かしこの人のしゃべりのやり方のテクニック。今回みんなそうやった」と指摘。過去最多の56人が立候補して乱戦となった都知事選を「面白いねんけど、俺みたいなもんでも『大丈夫なんかなぁ、これ』って思うような感じやったなぁ」と振り返り、「もうちょっとなんか…『M-1』じゃないけど、出られる人たちのルールとか設けてもええんかなと思って。まだまだ増えるんちゃう? 面白いなぁって思うやつナンボでも出てくると思うから、ちゃんとしとかんと。掲示板とかももっともっと増やさなアカンなってくる」と懸念した。

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