昆虫の新種発見のアンガールズ山根、相方田中は「寄生虫です」 田中「山根のバーターは人生初」

特別展「昆虫MANIAC」オープニングイベントに出席したアンガールズ山根良顕と田中卓志

お笑いコンビのアンガールズが12日、東京・国立科学博物館で、特別展「昆虫MANIAC」（同所、13日から10月14日まで）オープニングイベントに出席した。

同展覧会は、昆虫をテーマとしたもので、アンガールズは公式サポーターを務める。田中卓志（48）は「仕事が来たきっかけが山根が昆虫の新種を発見したから。山根のバーターは人生初。散々バーターしてやったのに。バーターされるのがこんなに楽しいなんて。気が楽です」と相方をねぎらいつつ、笑いに変えた。山根良顕（48）は「虫で言うと寄生虫ですね」とイジりつつも「普段は僕が寄生虫ですが」と自虐。「こんなたくさんの人の前に出られる仕事になるなんて」と、息の合ったかけあいで会場を盛り上げた。

山根は昨年11月、自身が出演する中国放送のバラエティー番組「元就。」で新種の昆虫を発見。“昆虫博士”の千田喜博さんとともに、1センチにも満たない小型のハネカクシを見つけ、番組名に伴い「モトナリヒメコバネナガハネカクシ」と命名。国際的な学術誌でも発表され、世界的な発見として認められたことで大きな話題となった。

山根は新種を見つけた当時を回顧し「見つけたときは、先生が付いてくれていて、『これ珍しいですね』って言ってくれたけどテレビ的なおべんちゃらで言ってくれているのかと思ってたら、本当に新種でビックリしました」。新種は山の入り口で発見したといい、専門家らが普段探さない場所だったからこそ発見につながったという。田中は「山根のだらしなさがプラスに働いた」とおちょくり、今展覧会の監修者も「普通の人、山根さんのようなタレントさんが初めて発見するのは一生に1度あるかないかの珍事」と称賛した。