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松本潤「不思議なくらいまったく緊張しませんでした」13年ぶり舞台の初日終えコメント発表

日刊スポーツ / 2024年7月12日 22時30分

NODA・MAP第27回公演「正三角関係」(岡本隆史さん撮影)

11日に開幕したNODA・MAP第27回公演「正三角関係」(25日まで、東京芸術劇場プレイハウスほか)に出演する松本潤(40)長澤まさみ(37)永山瑛太(41)と、作、演出を手がけ出演する野田秀樹(68)が12日、初日を迎えたコメントを発表した。

同作は東京公演の後、北九州、大阪で上演され、ロンドン公演を行い、11月2日に大千秋楽を迎える。全80公演。国内公演は、全公演当日券を発売する。

▼松本潤 念願のNODA・MAP作品、しかも13年ぶりの舞台の初日でしたが、不思議なくらい全く緊張しませんでした。もともと本番はとても緊張するタイプではあるのですが、野田さんが一緒にいるからなんとかなるだろうという安心感がありましたし、いまさら焦ったところでどうにもならない。ここまでみんなで積み重ねてきたことを精いっぱい出すしかない、という気持ちでした。野田さんが書いたすばらしい作品を、どこまで表現できるのか。あと79回しか演じられないので、とにかく1回1回を大事に、心を込めてやっていきたいと思います。

▼長澤まさみ 初日にあまり緊張しないのは初めてだなと思っていたら、途中からすごく緊張してしまいました。とはいえ、みんなで息を合わせて作っていく舞台に、安心感をもって集中して挑めている感覚がありますし、何か起きてもみんなで補い合いながらやれるところも、野田さんの作品の魅力だなと感じています。毎日なかなか同じようにはいかないのですが、自分をコントロールして、芝居をすることをちゃんと楽しめるところまでいけたらなと思います。仲間と息を合わせながら、毎回新鮮な気持ちで2役を演じていきたいです。

▼永山瑛太 舞台初日の空気感を久しぶりに味わって、NODA・MAPのお芝居に出られてよかったと改めて感じました。稽古で試行錯誤を重ねて、みんなで「これだ」と思えるところまで作ってきたのに、本番にはやっぱりイタズラ好きな演劇の小悪魔がいるものだなと実感した初日でもありました。今日はそのライブ感みたいなものも含めて、お客さまに楽しんでいただけたのかなと思いたいですし、舞台は生もので毎日違うということを肝に銘じて、今後もなぞらず新鮮に、楽しく演じていきたいです。体調と一緒に精神面もうまく整えながら、ロンドンの大千秋楽を迎えられたらと思います。

▼野田秀樹 シンプルなつもりが結構複雑な構造の芝居になっていることに稽古の途中で気が付いて、お客さんはどう反応するだろう? とドキドキしていたんですが、劇場に入ってからは構造がぐんぐんクリアになってきました。それはやっぱり、役者さんとスタッフさんの力。良い初日を迎えられて、みんなの力に本当に感謝しています。実際、横で見ていても、潤には頼もしさを感じましたし、瑛太もまさみちゃんも、通し稽古で言われたことをきっちり調整してきて、すごい役者だなとあらためて思いました。お客さんからの笑い声も新鮮でうれしかったですね。全部で80公演あるといっても、お客さんは毎回違う。明日からも、しっかり届けていかなければと思っています。

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