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石丸伸二氏は「国政で満足するタイプではない」「軍師」が分析、次の一手は来年の東京都議選?

日刊スポーツ / 2024年7月13日 15時25分

石丸伸二氏(2024年7月7日撮影)

初めて立候補した東京都知事選で165万票を獲得した前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)の選挙参謀を務めた選挙プランナーの藤川晋之助氏(70)は、12日夜、BSフジ「プライムニュース」(月~金曜午後8時)に出演し、取りざたされる「石丸新党」の見通しについて語った。

藤川氏は「藤川選挙戦略研究所」代表理事を務め、石丸氏の選挙が通算144回目という選挙のプロ。今回は石丸氏の「軍師」として、選挙戦略を手がけた。

番組に届いた「石丸新党をつくる可能性はあるのでしょうか」という質問メールが紹介されると、藤川氏は「政党をつくるのはものすごい労力がいる。政党政治にはお金がかかるし、組織の実務量も多く、普通は手を出せるものではない」として、あまたの政党が生まれ消滅してきた歴史に言及。「一過性のブームをつくることはできても、石丸新党を含めどう考えるかは、ご本人が考えることで我々がああだこうだとはなかなか言いにくい」と述べ、新党はあくまで石丸氏の考え次第との認識を示した。

一方で「なぜ東京都知事を目指したかと言えば、日本を変えるには東京を動かすのがいちばんの近道だと。国会議員になっても総理大臣になるには、何十年もかかる。日本の危機に時間的に間に合わず、許されている時間が10年くらいだと彼が思っているなら、都知事になるのがいちばんの近道だ」と訴えた。

藤川氏は、来年、東京都議選が予定されていることに触れながら「彼がもし今、新党をつくると言えば都議選に出たい人が何百人も手を上げてくる。石丸さんの票を分析して、いい選挙区に候補者を出せば、かなりの得票をとり、現実に小池(百合子知事)さんを脅威たらしめる勢力ができる可能性もある。やるとするなら、これがいちばんの近道。石丸新党がないとできないことだ」と言及。来年の都議選で「石丸新党」が一定勢力を獲得すれば、小池知事を脅かす存在になると、独自分析を語った。

また「石丸新党」に関し「彼が持っている票だと、次期衆院選で(候補者を出して)比例で復活して当選するのが2~3人はいるかもしれない。そうしたら、1区や注目に擁立して、当選する可能性が出てくる。国会議員も生まれ、都議会の足もできたとなると、東京でのローカル政党ですが非常に有力な、将棋でいえば王手にはいかないまでもかなりの手を打つことができる。選択肢は広い」と、語った。

石丸氏の今後については「彼は国政に出て国政で満足できるタイプでは全然ない。やはり首長として近道を選ぶだろう」と、国政ではなく首長が念頭にあるとの認識を示した。「あくまで近道を選ぶとしたら、首長の仲間を集めて新党をつくることを含め、新しい流れをつくっていくことになるとかなりのムーブメントをつくる可能性はある」と述べ、「首長連合新党」への期待も示した。

「日本政治をずっと見つめてきた人間として、もう1回、ガラガラポンさせるためには、石丸さんの役割は極めて可能性に富んだ存在ではある。そこまでは言える」と述べた。

東京での地盤づくりに関して、維新の活動を念頭に「大阪が1つの例。大阪以上の国民政党になろうとして四苦八苦しているが、大阪では強い。東京ではこれまでは都民ファーストの会だったが、いずれ今の都知事も次(4期目)はなかなか難しいことを考えると、未来は彼の肩に結構ある。当然、都民ファの人たちも(石丸氏に)協力できる時期が来るかもしれない。その王道を(次の)都知事選に向けて行くのが、いちばん石丸さんらしいと、僕は思う」と述べた。

「本人はいろんな可能性を考えて、とりあえず少し広島に帰って頭を冷やしてもう1回(東京に)出てきた時、何を我々に伝えてくるのか。次の一手を注目している」とも口にした。

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