松本伊代が高嶺のなでしこ「公式ママ」に就任「急に娘が10人増えました」ツアー千秋楽でコラボ

高嶺のなでしこと共に「可愛くてごめん」を歌う松本伊代（中央）

10人組アイドルグループ、高嶺のなでしこ（略称＝たかねこ）が13日、東京ドームシティホールで、初の全国ワンマンツアー千秋楽公演を開催した。同じレコード会社所属でアイドルの大先輩の松本伊代（59）とコラボレーションし、「センチメンタルジャーニー」「可愛くてごめん」の2曲を一緒にパフォーマンスした。

ライブ前半、高嶺のなでしこの代表曲「可愛くてごめん」のイントロで松本がサプライズ登場した。ファン2500人から大歓声を浴びた。黒の花柄のワンピース姿で、センターでキュートなポーズを決めた。昨年11月にYouTubeでコラボして以来の共演となった。

キャプテン籾山ひめり（20）から「ビクターエンタテインメントの大先輩、松本伊代さんが来てくださいました！」と紹介されると、松本は「『ついていけなくてごめん』って感じです」と左手を頭に当てて謝罪ポーズ。メンバーたちから「かわい～！」と言われると、「難しいけど、みんな歌って踊って…すごいね」と称賛した。

続いてグループ最年少の涼海すうが「16歳です！」とアピール。「やっぱり16歳といえば…という曲を伊代さんとパフォーマンスできれば」とリクエストした。松本は「本物の16歳と歌っちゃったらねえ…1人で歌います！」とジョークを飛ばしつつ、「次世代にこの曲をつなげていかないといけないので、一緒にやっちゃおかな！」と快諾した。

11人で「センチメンタルジャーニー」を歌唱。途中で涼海が「すうはまだ16だから」と歌い、松本から頭をなでられる場面もあった。パフォーマンス後、涼海は「伊代さんが、頭をなでててくださって…うれしくてたまんなくなっちゃいました」と大興奮。籾山も「世界一幸せな16歳かもしれません」とほほ笑んだ。松本は「こうやって、かわいく歌ってくださって。この歌、あげたい！　ウソです。でも最高にかわいかった」と目を細めて笑った。

さらに、籾山から「伊代さん！　私たちの公式ママになってくれませんか？」と懇願。メンバー全員が頭を下げ、松本に手を差し出した。松本は「ええっ！？　聞いたことある？　公式ママ？　本当のママに怒られちゃいそうだけど…」と戸惑ったが、ファンからも大歓声を浴び「じゃあ、すみません。よろしくお願いします」と承諾。メンバーたちは跳びはねて大喜びした。

松本は「初ですね、公式ママなんて。日本初？　私も自慢します。急に娘が10人増えました、って」と笑顔。籾山から「ということは、お父さんはヒロミさんでいいんですか？」と聞かれると、「それはどうだろう？　ヒロミさんにも言っておきますね」と返していた。

ツアーは6カ所11公演で累計8700人を動員。この日のアンコールでは、14日に配信リリースする新曲「モテチェン！」を初披露した。