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岡崎紗絵「すっごいメラメラ燃えちゃいます」女優&モデル…最前線で活躍の28歳素顔

日刊スポーツ / 2024年7月14日 8時0分

役どころである医療現場のドクター姿にもエレガントさが漂う岡崎紗絵(撮影・浅見桂子)

役者としての存在感が増してきた。女優、モデルとして活躍する岡崎紗絵(28)が、カンテレ・フジテレビ系「マウンテンドクター」(月曜午後10時)に主要キャストで出演中だ。今春には同局系「GTOリバイバル」で反町隆史(50)の“右腕”となる若手教師役を好演した。女性ファッション誌「Ray」専属モデルとしても活躍中。両ジャンルで最前線の活躍を続ける岡崎の「かっこいい」素顔が見えた。【望月千草】

★話題作オファー続々

良い意味でギャップがない。ピシッとした美しい立ち姿に、よどみない口調。「よく笑って天然だねと言われたり、クールだよねと言われたり。いろいろなんです」。キュッと口角を上げて浮かべる笑みは、ファッションモデルも務めるだけあり、華やかだ。

ここ数年、話題作への出演が絶えない。21年フジテレビ系「教場2」では警察学校の優等生役、22年TBS系日曜劇場「オールドルーキー」ではチームを支える潤滑油の秘書役。「バシッとしてますよね」。高潔な雰囲気の役を凜(りん)と演じ、作品を彩った。

山岳医療を描く「マウンテンドクター」は医師の成長譚(たん)でもある。岡崎は麻酔科医の村松典子を演じる。「人の成長を見て感じるものってあると思うんです。お医者さんって偉大な存在じゃないですか。でもその裏側で努力したり、怒られることもある。前を向いて頑張っていく姿っていうのは心打たれるものがあると思います」。

長野・松本市が舞台。険しい自然の中で映された救命シーンは作品の見どころの1つだ。岡崎も標高約1600メートル地点まで足を運んだ。澄んだ空気、雄大に連なる山々、勇ましい山肌。美しい絶景とともに、山がはらむ脅威も目に焼き付けた。「山って素晴らしくもあるけど恐ろしい場所。私が登った所にも、足を踏み外したら助けられないような場所もあって。こんなところで事故が起きたら、とんでもないことだなって身に染みて感じました」。厳しい自然の中で命を救う責務の重さ。“医療従事者”としての使命感が芽生えた。

「山の上の方は少し風が吹いただけでもあおられる。日傘はさせないので、直に日が当たる。いや~焼けましたね(笑い)」。モデル活動もあるだけに、紫外線は大敵だが「この仕事をしていたら気にしていられないですね。しょうがないです!」と潔い。

明るく快活。今回の役柄には共感する点も多い。ただ、劇中では目上の人物にも直球な物言いを見せる場面もある。「意外と自分でもそういうところ持っているのかな? って。人間誰しもそうだと思うんですけど、譲れないというか、自分のフィルターに引っかかることがあると、ちょっと強く出てしまうようなところは私も持っていて」と明かす。「身内や友達に、あまりよろしくないことが起こった時、自分の方が火がついちゃうみたいなところがあるんですよね。明らかに悪意があるぞ…みたいなことだとすっごいメラメラ。燃えちゃいます。嫌なことをしてきた人を引っ張り出して…とかはしないですけど(笑い)」。大切な人に降りかかる困難は人ごととは思わない。愛情深い人だ。

★父勘違いで芸能界へ

芸能界入りは、父親の“勘違い”がきっかけになった。高校1年生のある日、家族で訪れた飲食店で人生が大きく変化した。「父親がお店のおかみさんに『(娘が)芸能界やりたいんだよ』という話をして。それまでにそんな話はしたことなくて。『はて?』って思って」。

ファッション誌を読むことは好きだった。流行の洋服、きれいにメークされたモデル。憧れつつも目指していたわけではない。娘の秘めた思いをくみ取ったのか、才能を見抜いたのか。「父に先見の明はないです(笑い)。何で言ったんだろ?」。今も真意は謎だ。

★広瀬すずモデル同期

突然の出来事にもかかわらず、運と縁は重なり、事はトントン拍子に進んだ。「たまたま、おかみさんの息子さんのお友達にカメラマンさんがいて。その人もお店に来ていたので、おかみさんに引っ張られて行って、訳も分からずあいさつしました。そしたら、その方のスタジオで後日写真を撮ることになって」。その写真を機に、地元名古屋の芸能事務所に所属。さらには6515人の応募を勝ち抜き、12年にファッション誌「Seventeen」の専属モデルオーディションに合格。同期は広瀬すず(26)藤井サチ(27)がいる。

東京での芸能活動か、地元の大学への進学か。悩みながらも19歳で上京した。家族も友達もいない。寂しさも募った。自分で選択した以上、後には引かなかった。気付けば芸能生活13年目。今では雑誌の表紙を飾る人気モデルの1人だ。「モデルは静止画で切り取り。お芝居は感情の揺れ動きを大切にして切り取る。モデルの時も(撮影の)シチュエーションがあったりするので、こういう感情なのかなとか、生かしてみたりしています」。女優とモデル。違うようで似通う。二層の経験が自身を支える。

連ドラ初主演は22年テレビ東京系「花嫁未満エスケープ」。結婚適齢期のアラサー女性を等身大に演じた。作品の反響は大きく、TikTokで「#花嫁未満エスケープ」の動画総再生数が1億回超えの偉業を達成。共感を呼んだ芝居は、努力のたまものだ。

★共演の反町から影響

信念も芽生えた。「オールドルーキー」「GTOリバイバル」で反町と2度共演。「反町さんは近くにいるだけでパワーとエネルギーがすごい。人を動かす力がある」。岡崎も影響を受けた。「自分が大事にするもの、揺るがないものを持っておく意識があると全然違うんじゃないかなと思います。あまり頑固になりすぎずに柔軟に。1個の考えに固まりすぎないように」。女優としての理想像も鮮明だ。「自然体でいれたら良いなとずっと思っています。実在している人物として生きれたら一番良い」。

今年3月の「GTO-」制作発表。反町は岡崎に賛辞を贈った。「真正面からの芝居をしている。『GTO』が見やすくなっているのは、この人のおかげ」。時に柔らかく、時に鋭く姿を水のように変える。見つけた答えはきっと正解だ。

▼「マウンテンドクター」近藤匡プロデューサー

彼女のはじけるような笑顔は、誰の心にも嫌みなくスッと入り込んで気持ちを明るくさせるまれな笑顔だと感じます。でも不思議なことに、お芝居を通して見る彼女は、そのなじみのある「笑顔」以外の表情を抜群に引き立てるから面白いんです。いつもの笑顔が本当に自然で朗らかだから、別の表情も至極自然に感じさせ、素の顔も、悲しい顔も、疲れた顔も、イラッとした顔も、ギャップをはらんでいるのに、ナチュラルでキレイな色をつけてくるイメージ。まだ見せたことのない表情を、いつか切り取れたらうれしいです。

◆岡崎紗絵(おかざき・さえ)

1995年(平7)11月2日、愛知県生まれ。12年にファッション誌「Seventeen」専属モデル就任。15年カンテレ・フジテレビ系「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」で連ドラ初レギュラー。24年テレビ朝日系「アイのない恋人たち」でGP連ドラ初ヒロイン。ファッション誌「Ray」専属モデル。身長165センチ。血液型B。

◆マウンテンドクター

山での病気やケガに対応する山岳医療の現場に放り込まれた青年医師が、患者や医療従事者らと触れ合い成長していく姿を壮大なスケールで描く。主演を杉野遥亮(28)が務め、大森南朋(52)宮澤エマ(35)Snow Man向井康二(30)八嶋智人(53)らが出演。

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