安倍昭恵さんのトランプ氏銃撃の日のＸ投稿に共感広がる「泣き言も恨み言も言わずに…」

安倍元首相をしのぶ有志の集いで涙ながらにあいさつする安倍昭恵さん（2023年7月8日撮影）

2022年7月、参院選の自民党候補の応援演説中に銃撃され命を落とした安倍晋三元首相の妻、昭恵さんが14日にX（旧ツイッター）に投稿した内容に、気遣いや共感のコメントが寄せられている。

日本時間の14日に、安倍氏と深い親交があったトランプ前米大統領が、今年11月の米大統領選に向けたペンシルベニア州での選挙集会で演説中に銃撃され、右耳を負傷した。米メディアによるとトランプ氏を撃った20歳の男はシークレットサービスにより射殺されたが、1人が死亡し、2人が重いけがを負うなど、全世界に衝撃を与える暗殺未遂事件となった。

昭恵さんは14日の投稿で、トランプ氏や安倍氏のことには一切触れず、「懐かしい物が色々出てくる…」とだけつづり、安倍氏をモデルにして国会売店などで売られていた「晋ちゃんまんじゅう」や、自身のイラストが描かれた「アッキーラッキークッキー」などの安倍夫妻グッズの写真とともに投稿。多くの言葉は記されず、写真に写っているのはすべて夫との思い出の品だった。

安倍氏の悲劇を思い起こさせるような事件が起きた日の昭恵さんの投稿に対し、SNSでは「海外で事件があったタイミングだからこそ、意味と効果のあるポスト、有り難し」「今日の出来事に日本で一番思うところがあるであろう昭恵さんが泣き言も恨み事も言わずに懐かしい晋ちゃんまんじゅうやアッキークッキーのポスト。彼女の心を心配している人たちへの配慮なんだろうな。本当に凄い人」「本当に素敵な思い出が沢山。皆をお気遣いくださりありがとうございます。心静かに過ごせるように努めますね」「今日は安倍さんを思い出す1日でした」など、昭恵さんを思いやるコメントが相次いだ。

安倍氏は22年7月8日、奈良市内での応援演説中に銃撃され、亡くなった。今月8日には、地元の山口県長門市で三回忌法要が営まれた。葬儀が営まれた東京・港区の増上寺でも、6月30日に三回忌法要が営まれている。