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斎藤元彦兵庫知事「心から残念で感謝しています」パワハラ疑惑告発の元局長死亡悼む 疑惑は釈明

日刊スポーツ / 2024年7月16日 19時1分

斎藤元彦兵庫県知事(2023年12月撮影)

斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑などを告発し懲戒処分を受けた元県西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題をめぐり、斎藤知事は16日、定例会見で、亡くなった男性について言及した。

今回の問題は今年3月、元県幹部の男性が関係者や報道機関に配布した告発文書の中で、知事のパワハラや企業からの贈答品受け取りなど、7項目の疑惑について言及。これに対し、斎藤知事は「うそ八百」などと強い調子で否定した。内部調査を行った県は「核心的な部分は事実ではない」とし、告発は斎藤知事への誹謗(ひぼう)中傷にあたるなどとして、元県幹部を停職3カ月の懲戒処分とした。一方で告発には一部、事実も含まれていたことなどから、県議会は真相究明に向けて、より強い調査権限を持つ「百条委員会」を51年ぶりに設置。元県幹部は今月19日に証人として出頭する予定だったが、7日に姫路市内で亡くなっているのが見つかった。

亡くなった男性は「死をもって抗議する」「百条委を最後までやり通して」という趣旨のメッセージも残し、遺志を受けた遺族がまとめて議会に提出した。斎藤知事は定例会見で「改めて元県民局長が亡くなられたことに対しては心からお悔やみを申し上げたいと思っています。県政に長年ご尽力頂いた方でしたので、心から残念で感謝をしています」と悼んだ。その上で「これから百条委員会などへの対応のプレッシャーがあったものだと考えています。精神的なケアの準備をしていただけに、大変残念です。これから第三者委員会や百条委員会の調査を私自身もしっかり対応していくことで、県政を前に進めていくために責任を果たしていくことが私の大事な務めだと思っています」と話した。

また、斎藤知事はパワハラ疑惑に関して「私としてはそういう行為をした認識はございません。あくまで、業務上の必要な範囲で、指導をさせて頂いた」と釈明した。

斎藤知事には自民党兵庫県連会長の末松信介参院議員が14日、事実上辞職を求める発言をしたほか、辞職を進言してきた片山安孝副知事が引責辞任を表明した。斎藤知事は「県政を前に進めていくことが私の責務」と知事続投を表明している。

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