結城モエが映画初主演に心境「一番大事な記憶に残るものだと思う」江戸川乱歩の秘密を探る女性役

「としまミステリーフェス」記者発表会に出席した結城モエ

女優結城モエ（30）が17日、都内で行われた「としまミステリーフェス」記者発表会に出席した。26日公開予定の映画「乱歩の幻影」に主演している。

初主演を受けて「率直にすごくうれしかったです。幼い頃から本を読むのが好きだったので。初めての主演で、一番大事な記憶に残るものだと思うので、小説にハマっていく主人公の弓子という、自分と共通点がある役柄でオファーをいただけてうれしかったです」と振り返った。

劇中では江戸川乱歩の秘密を探り当て、衝撃の事実にたどり着く女性を演じる。「取り乱しているシーンがあるんですけど、最初と全然違う人になっていたりして。小説の世界にのめり込んでいって、現実との境目が分からなくなるくらい没入していく姿、皆さんも一緒に楽しんでいただければと思います」と呼びかけた。

原作の作家、島田荘司氏から演技や表現力を絶賛されると、「数々の大作を書かれてきた島田先生にここまで褒めていただけて光栄です」と感謝した。秋山純監督からも「結城さんのダークな部分も出ています」と紹介され、「出していただきました。ありがとうございます」と顔をほころばせた。

その後は豊島区の高際みゆき区長や特別協力の平井憲太郎氏らとトークに臨んだ。「ちっちゃい頃からミステリー系のアニメも大好きで、お姉ちゃんと一緒に見てワクワクしていたので。お子さんも、大人になっても楽しめる企画があるのはすてきだなと思います」と話した。「学生さんや若い方が楽しんでくださると盛り上がると思うので、ぜひ参加してほしいです」と呼びかけた。

「としまミステリーフェス」は11月1日から4日まで、池袋のあうるすぽっとをメイン会場、豊島区内各所をサテライト会場にして開催される。