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【王位戦】渡辺明九段が時刻から1分足らずで封じ手 難解な中盤戦で2日目は18日午前9時再開

日刊スポーツ / 2024年7月17日 20時22分

立会人の森内俊之九段(左)に封じ手の入った封筒を手渡す渡辺明九段(右、中央は藤井聡太王位、日本将棋連盟提供)

藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖=21)が渡辺明九段(40)に先勝した、将棋の伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦7番勝負第2局(北海道函館市「湯元 啄木亭」)は17日、先手の渡辺が53手目を封じて初日を終えた。

午後5時57分ごろ、渡辺は脱いでいた羽織を着て居住まいを正す。封じ手3分前に意思を示し、午後6時の封じ手時刻から1分足らずで「封じます」と宣言した。

同日午前9時からの2日制で始まった対局は、お互いに飛車先の歩を突き、相掛かりへと進んだ。1手1手、水面下での狙いも合わせて含みを持たせた指し手の応酬となった。盤上では角がにらみ合ったまま。難解な中盤戦で18日午前9時から再開される2日目は、決着に向けてより激しい攻防が展開されそうだ。

持ち時間は各8時間のうち、初日は渡辺が3時間37分、藤井が3時間52分を消費した。2日目の持ち時間は渡辺が4時間23分、藤井が4時間8分で戦う。

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