マツコ、高校野球県大会の未来推察「地方から強豪校に流れないようにしないと各県代表に無理が」

マツコ・デラックス（2024年3月撮影）

タレントのマツコ・デラックス（51）が15日、TOKYO MX「5時に夢中！」（月～金曜午後5時）に月曜コメンテーターとして生出演。高校野球における県大会の維持の難しさについて推察した。

番組内では全国高校野球岩手大会で、金ケ崎が「単独廃校ルール」を適用して花巻東から5人の助っ人を借りて初戦を突破したことを伝えた。マツコは「しょうがなくない？って思うんだよね。少子化なわけだし。これをずっとやってたら、ほとんどの学校が強豪校から5人ずつ借りて。ある日、来るわけじゃない。もっと学生の数が減っていったら。今はこれでもいいけど、抜本的な決まりをつくらないと」と私見を述べた。

さらに「私ら都心部とかさ、東京近郊、神奈川とか千葉とか埼玉とかにいるとさ、100校とか出てるわけじゃん県大会に。感覚分からないと思うよ。20何校しか出てない県があったりして…取りあえず越境で入学するのとか禁止にして。なるべく地方から強豪校に人が流れないようにして、ちょっといろいろ考えないと。各県を代表していっていうものに無理が出てくる。県大会を維持するのが大変っていう」と推察した。

金ケ崎の野球部員は3年生2人、2年生1人、1年生2人の計5人。同ルールを適用し、花巻東から2年生3人、1年生2人の協力を得て、21年以来3年ぶりの夏の単独出場が実現。遠野緑峰に5－2で勝利した。

◆単独廃校ルール　連合チームを組めない部員不足の高校が、近隣校から選手を借りて大会に参加できる特別措置。日本高野連が00年に導入し、12年に改正された。出場可能な自校部員が5人以上9人未満の場合、計10人になるまで補充できる。