美川憲一、歌手生活60周年記念コンサート「私は逆境に強い。クヨクヨしないの。健康に感謝」

「さそり座の女」を披露する美川憲一（撮影・河田真司）

歌手美川憲一（78）が18日、東京・渋谷のLINE　CUBE　SHIBUYAで、歌手生活60周年記念コンサートを行った。

公演前に取材に応じた美川は「無事に60年。よく頑張ってきたと自分でも思うわ。しぶといからやってこれたのよ」。60年の長きにわたり第一線で走ってきたことには「あんまりライバルっていう人を意識しないで『自分は自分』のスタンスできたの。私は逆境に強いのよ。くよくよしない。後ろを振り返らずに前を向く。祖父も祖母も51歳で亡くなって、義理の父も57歳で亡くなっている。健康に感謝しています」。

健康維持の秘訣（ひけつ）も明かした。

「私は水をあまり飲まないので、この間、熱中症になりかけたの。鼻うがいはしょっちゅうやっているし、スクワットもしている」

外見の若さも保っている。

「顔のパックをしたり、手を奇麗にしていたり。この年になってもシミが出ないでしょ。この季節は日の当たらないところにいるわ。昼間は車の中にいる。ロケの仕事は終わったあとはしっかりとケアをする。指輪だって手が奇麗じゃないと似合わないじゃない。この指輪は今日のための新しいダイヤの指輪。似合うのよ～。うふふ」

かつて、NHK紅白歌合戦では美川の豪華な衣装が風物詩として話題を呼んだが、09年に26回目の出場をしてから離れている。

今年はどうか？　と誘い水を受けると「もういいわ。お金がかかるから」と即答。そして「もしオファーがきても、私には派手な衣装のイメージがあるから、みなさんが豪華でないと納得しないでしょ。『な～んだ』と言われるくらいなら出ない方が良いわよ」。

今後もライフワークのシャンソンコンサートやクリスマスライブなどのイベントがめじろ押しだ。「休んでいられないわぁ～。それで元気でいられるのよ」。