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柳楽優弥、TBS初主演「ライオンの隠れ家」 家族愛、兄弟愛テーマに弟のために生きる役どころ

日刊スポーツ / 2024年7月19日 4時0分

10月期TBS系金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」(C)TBS

俳優柳楽優弥(34)が、10月期のTBS系金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」(金曜午後10時)に主演することが19日、同局が発表した。TBSドラマは初主演となる。

演じるのは、両親を事故で亡くして以来、市役所に勤めながら自閉スペクトラム症の弟と暮らしているまじめな兄の役どころ。兄弟のもとにある日「ライオン」と名乗る男の子が現れ、ある事件と関わっていくことで平穏な日常が一変していくヒューマンサスペンスとなる。自閉スペクトラム症の弟を演じる坂東龍汰(27)とは初共演。ライオン役は子役の佐藤大空(5)が演じる。

映画「誰も知らない」(04年、是枝裕和監督)でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を史上最年少の14歳で受賞して20年。さまざまな役どころで鮮烈な印象を残してきた柳楽が、家族愛、兄弟愛をテーマに、弟のために生きる役どころをどう演じるのか、新境地に注目が集まりそうだ。

脚本は「私の家政夫ナギサさん」や「おっさんずラブ」シリーズの徳尾浩司氏と、新人・一戸慶乃氏の完全オリジナルとなる。

コメントは次の通り。

◆柳楽優弥コメント

今回、出演するにあたって僕がひかれたポイントは、ヒューマンドラマという点でした。その中でも兄弟の愛や家族愛が描かれていくというところにすごくひかれましたし、それがオリジナル脚本で描かれるというので、とても貴重な作品に参加させていただけるなと感じました。

僕が演じる洸人は、市役所で働いている安定志向で等身大なキャラクターです。個性的なキャラクターではないのですが、そこに弟がいて…ライオンが現れて環境が変わっていくことで安定志向な洸人がどのようにリアクションしていくのか、その関係性・トライアングルがどういった形で表現されていくのか、今からすごくワクワクしています。

弟を演じる坂東さんとは今回初めての共演ではあるのですが、初めてお会いしたときから…好きです。僕のほうがキャリア的には先輩ですが、感じるバイブスみたいなものが似ている方なのかなと期待していますし、心強さも感じています。今までにも兄弟の絆を描いている有名な作品がありますが、僕たちならではの良い色が出せたらと思っています。心強い兄弟とここから冬まで「ライオンの隠れ家」の世界にどっぷりと漬かって、すてきな作品にしたいという気持ち一心で一生懸命撮影に挑みたいなと思っております。ぜひご覧ください。

◆坂東龍汰コメント

オリジナル脚本で男三人の物語と聞いて、すごくワクワクしました。僕が演じる美路人は、柳楽さん演じる洸人の弟で、自閉スペクトラム症の青年です。生活の中で、強いこだわりがあったり、ある分野にすごく知識があったりします。そういった役を演じるのは、自分にとってチャレンジングだと思っています。美路人は、お兄ちゃんとずっと平穏な暮らしをしていたのですが、そこにライオンが現れたことで、大変な事件に巻き込まれていくことになります。そこにはサスペンスな展開だけでなく、笑えるシーンやかわいらしいシーンもあるので、そこをどうチャーミングに演じていこうか、今台本と格闘しているところです。

さらに、今回僕のお兄ちゃんを演じるのが柳楽さん。本当にずっと大尊敬していた先輩なので…実はすごく緊張しています(笑い)。実際にお会いしたらすごく優しくて安心しました。兄弟の絆は、海外の映画や日本でも描かれてきていますが、僕自身すごく好きな題材です。今回はそこにサスペンスが重なってきますが、その中でも兄弟の絆や繋がりは丁寧に、柳楽さんと一緒に話し合いながら、表現していけたらと思っています。

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