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トランプ氏暗殺未遂犯、英王室メンバーも標的か ヘンリー王子との報道も

日刊スポーツ / 2024年7月19日 9時46分

共和党大会2日目に青いネクタイを着けて登場した共和党大統領候補のトランプ前大統領。右耳にはガーゼがつけられている(ロイター)

演説中のトランプ前米大統領を銃撃する暗殺未遂事件を起こして射殺されたトーマス・クルックス容疑者が、事件前に複数の著名人に関してインターネットで検索していたことが明らかになり、英王室メンバーも標的になっていた可能性が浮上。ヘンリー王子が標的の1人だった可能性も取りざたされている。

英テレグラフ紙によると、犯行動機を調べている米連邦捜査局(FBI)が同容疑者の電子機器を解析したところ、匿名の王室メンバーやFBIのクリストファー・レイ長官らについて調べていたことが分かり、トランプ氏以外の人物も標的にしていた可能性が出てきたという。

同紙は王室メンバーの具体的な名前は報じていないが、世界最大のオンラインニュースソースの1つであるインターナショナル・ビジネス・タイムズ(IBT)は、米国に住むヘンリー王子だと思われると伝えている。

米ニューヨーク・ポスト紙は、容疑者の携帯電話やコンピューターから押収された証拠には、トランプ氏とバイデン大統領に加え、下院民主党トップのハキーム・ジェフリーズ議員やトランプ氏の顧問弁護士だったジュリー・ジュリアーニ元ニューヨーク市長らの画像もあると伝えている。また、来月シカゴで開催予定の民主党全国大会の日程やトランプ氏の集会の予定を検索していたことも明らかになっている。

トランプ氏は13日にペンシルベニア州バトラーでの演説中に銃撃されて右耳を負傷し、集会参加者1人が死亡、2人が重傷を負った。

同容疑者は事件当日を含め、トランプ氏の演説会場を2度訪れていたというが、現時点で犯行動機を裏付ける証拠はまだ見つかっていない。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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