吉田沙保里「私もちょっと行けないですけど」26日パリ五輪現地には行かないと断言

パリ五輪応援参加型イベント「auアスリートパーク」に登場した吉田沙保里（撮影・村上幸将）

女子レスリングでオリンピック（五輪）3連覇のタレント吉田沙保里（41）が21日、東京駅で開催されたパリオリンピック（五輪）応援参加型イベント「auアスリートパーク」に登場し、同五輪が26日に開幕後も、開催地のパリには行かないと明かした。集まった観客を前に「パリには、なかなか行けないけれど、皆さんの応援は力になる。私もパリにはちょっと今回、行けないですけど、日本でいろいろな仕事をして、日本で応援したい」と語った。

吉田はこの日、AIを使って、自身の自撮り写真を競技のアスリート風に加工した画像にできる「なりきりアスリートメーカー」に挑戦。「私、レスリングのユニホームしか着たことがないですけど、違う競技になれるのはワクワクした。ブレイキンは新しく入った競技なので、格好いいかなと思った。何が一番、似合っているか、やってみたい」と言いつつ、この日はバレーボールをチョイス。正面からの写真が画像では横顔で表示されるが、しっかり吉田の今の顔が落とし込まれたバレーボール選手が、アタックを打つ画像が完成。「格好良いですね。こんな高く、跳べるのかな？　違う競技も、見たくなりますね」と笑みを浮かべた。

吉田自身、16年の五輪4連覇を目指したブラジル・リオデジャネイロ大会女子53キロ級決勝で敗れ、銀メダルに終わり、20年の東京五輪出場を目指したが19年1月に現役を引退。その後、解説者、タレントとしてコロナ禍で翌21年に延期された東京五輪を外から見つめた。「コロナ禍でお客さんが入れなかった東京…パリには満員で入ると思う。応援が背中を押してくれて力になる」と観客に訴えた。