高畑充希、塩野瑛久&ウイカの存在「不安要素を減らしてくれた」「光る君へ」撮影を回顧
日刊スポーツ / 2024年7月21日 20時45分
NHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜午後8時)の合同取材会がこのほど行われ、藤原定子を演じた高畑充希(32)が出席した。撮影を振り返り、定子を演じる上で心がけたことや、一条天皇(塩野瑛久)との共演について語った。
-定子を演じる上で形作ったこと
最初は『枕草子』の中の情報や、明るかったりユーモアがあったり魅力的だったっていう情報が強かったので、そういう部分もあってプレッシャーを感じていました。強くてハンサムな部分もある人という印象もあって。中盤まではその印象が強かったんですけど実際演じていくと、次から次へとつらい出来事が起こっていく役柄。明るかったり、サロンをやっていた頃の華やかではない定子を演じるにつれて、最初に想定していた感覚とは変わっていきました。違う定子像に考えてやっていたというよりは勝手にそうなっていってしまいました。
-役作りや準備、心構えは
制作の方々が“いろんなことを待っているだけのお姫さまじゃなくて、能動的なかっこいい部分も見せたい”と最初におっしゃっていたので、そこは肝に銘じました。史実の中ですごく華やかであったり、同時にはかない印象とか取り入れていきたいなと思っていたんですが、だからといって「こうしてみよう」というのが明確に自分の中にあったわけではなくて。現場に入って、皆さんと作っていく中で生まれていったというのが大きいかなと思いますね。あとは、衣装がとにかく重たくてあまり動ける衣装ではなかったので、脚と手もちょっと出るだけでも当時は品がなく見えていたらしいと伺ったので、動きのスピード感だったりは心がけていました。
-その中で苦労した部分は
全てがゆったりなので眠くなりました(笑い)。定子は同じセットで一日中撮影するというのが多くて「定子ウイーク」みたいなものがありました。火曜日から金曜日まで、ずっと定子が朝から晩までいる週が月に1回とか。暖かいとお着物がお布団みたいになってきて、のんびり遊んでいるシーンはちょっと眠くなったりしたのが若干苦労した部分ですかね。
-演じ終えて今の心境
短いながらドラマチックな人生を歩んだ方だと思います。私は生ききったというかゴールテープ切った、みたいな感覚で現場を後にしました。シリアスだったり大変なシーンは多かったんですけど、現場自体は穏やかで楽しい現場でした。
-定子を演じて、女性として影響を受けたことは
ここまで大変な人生になるのは時代だったり状況、位が高すぎたゆえとか、本人がいろいろ理解ができてしまう人だったからこそ、苦しんだ部分も多かったのかなと思っていて。正直、演じている中で自分と重ね合わせる瞬間はなくて。定子という今まで関わる事がなかった人物を、この現代ですてきに実体化したいなという思いが強かったです。定子と同じ目線というよりは、少し離れた目線で定子という人を見ていたような感じです。
-一条天皇とのシーンで印象に残っていることは
一条天皇(塩野)と定子の関係性は少納言(ファーストサマーウイカ)に近いほど大事な重要な人。塩野さんもウイカちゃんみたいに私を「定子さんすきです」と持ち上げてくださった。それをはずかしげもなく、言葉で表現してくださる方だったので救われた感覚が強いです。憧れられたりめちゃくちゃ愛されたりする役って、どこかずっと不安なんです。自分で大丈夫なのかなってずっと思ってしまうし。そういう時、塩野さんは「定子さん好きなんで」っていう風に、推しに近いのか分からないけど表現してくださって。おふたりに、せりふの上だけでなくてケアしてもらえたことは不安要素を減らしてくれたと思います。一条天皇とのシーンは総じてすごく複雑でした。最初の頃はかわいい弟分、そこから男性としてみるようになって愛し合って。好きということだけじゃなくて、この人に見放されたら自分と子どもが行く場所がなくなる、終わってしまうという、保身的な意味も加わってきてしまう。それに対して一条天皇は愛一本勝負できてしまうキャラクター。そこの温度差のようなものも、男性と女性の考え方が違うというのも見えた。愛情をもらうのはうれしいし、全力で答えたいけど、それだけじゃないことも考えなきゃいけないという、混沌(こんとん)とした感情は自分の中ではありました。でも一貫して愛情を持ってお芝居してくださったので、そこに対しての不安な気持ちは全然無かったです。塩野さんは平安の衣装が似合うんです。顔が彫刻みたいにきれいだから同じ画面に並びたくないなって言うのは毎日思っていましたね(笑い)。
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