timeleszが誓い 菊池風磨「僕たちが追う」セクゾ５人で描いた夢 最初で最後の３人体制ツアー

アリーナツアーで熱いステージを披露するtimeleszの、左から菊池風磨、佐藤勝利、松島聡（撮影・浅見桂子）

timelesz（タイムレス）が23日、全国ツアーの横浜アリーナ最終日公演を開催した。3月末をもって中島健人（30）が卒業し、Sexy Zoneから改名後初のツアー。新メンバーオーディションも実施中で、最初で最後の3人体制ツアーとなる。「あいさつまわり」をコンセプトに、ファンへ感謝と覚悟を伝えた。

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ライブ終盤、メンバー3人が1人ずつスピーチした。最後に菊池風磨（29）が「皆さんには少し寂しい思いをさせてしまったかもしれません。メンバー2人が辞めてしまって、グループ名まで変わって…」と切り出した。改名、メンバー卒業、新メンバー募集と、特に昨年末から激動の日々が続いた。「ただ、それでも僕たち3人は前を向きます。なぜ無我夢中で走り続けるのか。僕たちの抱く夢、見たい景色は、5人のSexy Zoneがかなえたかった大きな大きな夢だからです」と強調した。

「5大ドーム。国立（競技場）。チャートの総なめも、全部」。1つ1つうなずきながら伝えた。「Sexy Zoneという形じゃなくなっても、5人で思い描いた夢は、僕たちtimeleszが追いかけていきます」と誓った。

新メンバー募集は所属事務所歴代初の試みだ。「途方もないことも言い出して、前代未聞で。皆さんも驚かせてしまったと思います。でも大丈夫。全部全部、うまくいきます。どうか僕たちtimeleszについてきてください！」と言って3人で頭を下げた。ファン1万5000人から大きな拍手を浴びた。

今ツアーは先月22日の北海道公演からスタートし、来月25日の大阪公演まで全7都市25公演を開催する。タイトル「We’re timelesz」「episode0」の通り、新体制を周知する意味合いが強い。佐藤勝利（27）は「少し不安も抱きながらスタートさせましたが、すぐ杞憂（きゆう）に終わりました。どの会場でも温かさを感じています」と感謝した。松島聡（26）も「泣きそうになりました」と。

11年に5人組でデビューした。22年末にマリウス葉さん（24）が卒業、退所。今年3月31日をもって中島が卒業し今は3人組だ。また、新メンバーオーディションの審査がスタートしており、来年初めに最終審査が行われる予定だ。今回が3人では最初で最後の全国ツアーになる見込みだ。この日はマリウスさんも訪れ客席から見守った。

松島は「少しずつ皆さんに理解していただけるように、一生懸命活動していきます」と宣言。佐藤も「不安や戸惑いを与えてしまった分、みんなが見たことがない景色を見せたいので、これからもついてきてください」と訴えた。菊地は「Sexy Zoneという宝箱をギュッと抱き締めて、これからも1歩1歩進んでいきます」と約束した。【横山慧】