山崎まさよし、地上波連ドラ26年ぶり主演「三ツ矢先生」共演の犬は「福耳」MV出演犬の子ども

MBSドラマ「三ツ矢先生の計画的な餌付け。」制作報告会見に登壇した山崎まさよし（撮影・村上幸将）

山崎まさよし（52）が24日、都内で行われた、酒井大成（26）とのダブル主演のMBSドラマ「三ツ矢先生の計画的な餌付け。」（25日スタート、木曜深夜1時29分）制作報告会見に登壇した。席上で、劇中で飼い犬として登場する犬「フリト」が、自身が参加しているユニット「福耳」が18年にリリースした同ユニットの20周年記念アルバム「ALL TIME BEST～福耳　20th Anniversary～」収録の新曲「八月の夢」のミュージックビデオで共演したモデル犬ゼウスの子どもだと明かした。また、ドラマの主題歌のタイトルも、犬から「フリト」に決めたと語った。

「三ツ矢先生の計画的な餌付け。」は、20年から22年まで「マンガよもんが」（ぶんか社）で連載された、松本あやか氏原作の人気漫画の実写ドラマ化作品。山崎にとって、地上波の連続ドラマでの主演は1998年（平10）の日本テレビ系「奇跡の人」以来26年ぶり。劇中では大人の色気をまとった50代イケオジ有名料理研究家・三ツ矢歩を演じる。雑誌のコラムやテレビのコメンテーター、エッセイストなど、あらゆる分野で活躍している一方、同性愛者であることを公表しているが、現在は恋人なし。古い一軒家に愛犬とともに暮らしている役どころだ。酒井は、元球児でピュアでまっすぐな女性向けファッション雑誌の編集者・石田友也を演じる。三ツ矢が作る、おいしいごはんと丁寧な生活で、石田が心を寄せ、ひかれ、心を通わせていくヒューマングルメラブストーリーだ。

山崎は「料理研究家で同性愛者…今、こういったご時世で多様性だなんだという時代に、こういうお話をいただいて。何となく、やってみて面白そうかなとお受けした」とオファーの経緯を明かした。「演技経験、そんな、ないんですよ。実際、求められていくのであれば、何か需要があって、求めてくれているのかな、というのもあって、お受けいたしますと。やって、良かったです」と手応えを口にした。

会見途中で、フリトが登場すると「福耳の『八月の夢』のゼウスの子。すごい、芝居うまい。犬がって言うたら、あれだけど…穏やかだしね」と褒めた。

9月25日にリリースの主題歌のタイトルも「フリト」にした。「曲名は、この子はこういう色…スペイン語で『揚げ物』という意味。同性愛者であろうが、動物であろうが、境界線みたいなものを超えていく…お話の中で、ね。ちょうど、ええかなと思って。この子がすごく、助け、キーになっているというかな。この子もいるから頑張った」と撮影でも、フリトが励みになったと語った。