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【王位戦】“ダブル永世”を狙う藤井聡太王位 徳島対局が始まる 戦型は「無敵」の角換わり

日刊スポーツ / 2024年7月30日 9時41分

王位戦7番勝負第3局に臨んだ藤井聡太王位(日本将棋連盟提供)

藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖=22)に渡辺明九段(40)が挑む将棋の伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦7番勝負第3局が30日、徳島市の「渭水苑」で始まった。第2局は渡辺が快勝し、シリーズ対戦成績は1勝1敗。藤井は王位5連覇と「永世王位」の資格獲得(連続5期または通算10期)がかかり、「永世棋聖」に続き、“ダブル永世”を狙う。19日に誕生日を迎えた藤井は22歳初対局となる。王位初挑戦の渡辺はタイトル奪取を目指す。

午前9時、立会人の小林健二(67)が定刻になったことを告げると、お互いに深々と一礼し、対局を始めた。先手の藤井はいつものようにお茶を一口飲み、心を整えてから飛車先の歩を突いた。渡辺は飛車先の歩を突き返した。戦型は藤井が得意の角換わりに決まった。序盤から速いペースで進んでいる。

両者の対戦成績は藤井の21勝5敗。対局は持ち時間が各8時間の2日制。1日目は夕方に封じ手をする。2日目は31日午前9時に再開し、夜までに決着する見込み。

「真夏の7番勝負」第3局は、シリーズの行方を左右する注目の一戦となる。

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