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雨宮塔子、パリの様子や注目選手は?フェンシング金に「誇りです」セーヌ川の水質には強い警鐘

日刊スポーツ / 2024年7月31日 5時30分

雨宮塔子

フランスのパリ在住で日本に一時帰国中のフリーアナウンサー雨宮塔子(53)が30日、都内で取材に応じ、100年ぶりの五輪開催を迎えているパリの様子や注目をしている選手・競技などについて語った。また、トライアスロンの競技会場となるセーヌ川の水質基準には強い警鐘をならした。【松本久】

   ◇   ◇   ◇

毎夏の里帰りを恒例にしている雨宮は、五輪開会式の直前に現地を離れた。「パリジャンってもともと夏はバカンスに出てパリを脱出する人が多いんです。でも今年は明らかにそれだけじゃない人がいた。それを目の当たりにしました」。

五輪観光客目当ての物価高や交通規制による生活の不便さが主な理由だ。「メトロ(地下鉄)は一部が封鎖されます。テロ対策も駅の収納能力もある。大人数が一斉に駅を目がけたら安全の問題もある。チケットで高額の席を買えたり、五輪を楽しめる人はもちろんいるけど、不便を強いられる人は『脱出』ということになります」。

それでも、大学でスキー部に所属していた元アスリートだけに、競技や選手に注目している。

「柔道は好きです。フランスの柔道協会を取材したこともあってフランスが強いことは知っています。そのアウェーで日本がどう戦うのかすごく興味深い。日本がいけそうなので楽しみです。メンタルでも負けなきゃいいなと思う」。阿部一二三と詩の兄妹による五輪連覇を「すごく楽しみ」と期待していたが、かなわずに残念がった。

フェンシングで日本個人初の金メダルを獲得した加納虹輝には「誇りです」と笑顔を見せた。「フェンシングはフランスの『お家芸』で競技用語もフランス語。なので日本が勝つのはすごい誇りです。決勝は大きな点差(15-9)だし、相手選手(196センチ)よりも小柄(173センチ)な日本人が勝つのは、自分では関係ないけど『どうだ感』はありました」。

トライアスロン男子が競技を1日延期したセーヌ川の水質を懸念している。「水質改善を頑張っているとはいえ、最近まで大腸菌が基準値を超えていた。本当にあそこで泳ぐのか。その時は泳げたとしてもその後、選手に何かあった時に責任をどう取るのか。『選手ファースト』じゃないなって思う。(競技の代替地は)プランB、Cと考えているので、時にはやめる勇気も必要。そこはみんなで目を凝らしていないといけないと思います」。

日本選手団には「これまで磨いてきたものを出し切れたらいいなと思います。100年ぶりのパリ開催。現地に住んでいる者としては、絶対に人生で残るページだと思うんです。そしてやっぱり楽しんでいただきたい」と期待した。99年に渡仏して25年だが、日の丸を背負って戦うアスリートへの敬意は熱い。五輪の光と影に目をやりながら、エールを送った。

◆雨宮塔子(あめみや・とうこ) 1970年(昭45)12月28日生まれ、東京都出身。フリーアナウンサー、エッセイスト。成城大卒後の93年にTBS入社。99年に退社して単身でパリに渡り、美術や西洋美術史を学ぶ。16年から3年間、TBS系ニュース番組「NEWS23」のキャスター。現在はパリを拠点に執筆活動、美術番組への出演などを行っている。著書多数。9月26日に初のインテリアブック「MY HOME,MY LIFE」(光文社)を発売。1男1女の母。

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