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【柔道】永瀬貴規、一歩引いた表彰台撮影が話題 韓国銅メダリスト前に「譲ってあげた」「武士」

日刊スポーツ / 2024年7月31日 14時48分

男子81キロ級決勝 表彰式でメダルを手に記念撮影に納まる、左から2位のグリガラシビリ、優勝した永瀬、3位の李俊奐、マフマドベコフ(撮影・パオロ ヌッチ)

<パリオリンピック(五輪):柔道>◇30日(日本時間31日)◇男子81キロ級◇シャンドマルス・アリーナ

階級初となる五輪連覇を達成した永瀬貴規(30=旭化成)が、銀、銅メダリストとともに上がった表彰台で、一歩後ろに引いた立ち位置で写真撮影に応じる姿が、SNS上で話題となっている。

永瀬は4人で上がった表彰台で記念撮影に応じる際、初の表彰台を喜ぶ銅メダルの22歳イ・ジュンファン(韓国)らに譲る形で、半歩後ろから金メダルを披露。決勝を戦った世界選手権3連覇のタト・グリガラシビリ(24=ジョージア)に、主役として前に出るよう促されても、感謝するようにうなずきながら、後方をキープして撮影に応じた。その後、グリガラシビリのセルフィーに笑顔で応じる場面もあった。

SNS上では「表彰台で姿勢いいし写真撮るとき控えめですごい優しくていい人そう」「永瀬さんは、表彰台3回目だから、初めての人に譲ってあげたんでしょう」「金メダリストなのに後ろめ だけど、むしろ武道家っぽくて良き」「柔道の職人、武士って感じで良かったな」などの声があがっている。

柔道で3大会連続のメダルは、日本勢では谷亮子、野村忠宏に続く3人目の快挙。準々決勝で世界ランク1位のマティアス・カッセ(ベルギー)に優勢勝ちし、決勝でもグリガラシビリから残り2分で谷落としによる技ありを奪うと、攻め手を緩めず1分12秒に同じ谷落としで一本を奪い完勝した。

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