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玉川徹氏「汚い川で…」水質問題セーヌ川での五輪トライアスロンに異論「タヒチでもよかった」

日刊スポーツ / 2024年8月1日 17時29分

玉川徹氏(2019年撮影)

元テレビ朝日社員の玉川徹氏は1日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、パリオリンピック(五輪)トライアスロンのスイム会場の舞台となったセーヌ川をめぐる水質問題について、セーヌ川を選んだフランス側の意図について「企画先行、企画優先」と指摘し、選手のことを考えた対応ではないと疑問を呈した。

今回のパリ五輪は会場の95%で既存施設を利用するなどコストカットを意識し、可能な限りパリで競技を行うコンパクトさが評価されてきた。ただ、セーヌ川は水質悪化のため、101年前の1923年に遊泳禁止となった場所。フランス政府は大会を前に約2300億円をかけて大規模な水質改善策を講じてきた。開幕前の7月17日には、パリ市のイダルゴ市長が自ら川を泳いで安全性をアピールしたが、開会式当日から2日続けて雨が降ったことで、水質の基準をクリアできなかったため、同30日からの男子の試合は急きょ延期された。

31日に男女の個人戦のスイムが行われたが、米紙ニューヨークポスト(電子版)は、水質問題の影響かは不明ながらカナダ選手がレース後に「計10回、吐いた」と報じるなど、競技を行える水質だったのか、今も波紋が広がっている。

玉川氏は、セーヌ川がスイム会場に選ばれたことについて「企画先行というか、企画優先という感じがどうしてもする」と、指摘。同じ水の競技のサーフィンがタヒチで行われたことに触れ「パリ以外の所でやってはいけないわけではない。だったら、トライアスロンもタヒチでやってもよかった」と持論を述べた。

セーヌ川がパリの街並みともセットになっていることも重視されたとの見方もある中、玉川氏は「バリ(の街並み)を見せるならマラソンもある。関わっている人が『どうしてもセーヌ川、どうしてもセーヌ川』とやっているとしか思えない」とした上で「選手たちもセーヌ川でやりたかったという話もあったけれど、見ていると『汚い川でやってるなあ』としか思えない。(五輪開催からの)この10年で、だれもがきれいになった(と感じる)セーヌ川、ということをなぜできなかったのか」とも指摘し、行政の対応にも疑問を示した。

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