シンクロ高飛び込み銀メダリストの「編み物王子」がパリ五輪で編み上げた作品を公開

開会式でタイタニックポーズを披露する英国代表トーマス・デーリー（ロイター）

東京五輪で「編み物王子」と呼ばれて人気を博した男子シンクロ高飛び込み英国代表トーマス・デーリー（30）が、7月31日に自身のインスタグラムを更新し、銀メダルを獲得したパリ五輪期間中に編み上げた新しいセーターを公開した。スタンドで他の選手の競技を応援しながら編み物をする姿が東京大会で話題になったデーリーは、今大会でも競技の合間に作品作りに精を出す姿が目撃されていた。

公開した動画でデーリーは、青と赤を基調にしたパリ大会にインスピレーションを得た作品を手に上半身裸で登場。前面にはAの文字がエッフェル塔の形をした「PARIS24」の文字があり、裾には英国旗とフランス国旗があしらわれたセーターを披露しながら着用。背中には自身の名前「デーリー」が、袖には通算5個目の五輪メダルを記念して「5」の数字と名前のイニシャル「TD」もあり、細部にまでこだわった作品を紹介しながら、「パリの良い思い出になる。かわいいと思うけど、みなさんはどう思う？」と笑顔を見せた。

東京五輪ではシンクロ高飛び込みで金、高飛び込みで銅メダルを獲得したデーリーは、パリでは7月29日に行われたシンクロ高飛び込みで銀メダルを獲得した。（ロサンゼルス＝千歳香奈子通信員）