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性別騒動の女子ボクサー巡り「トランスジェンダー」論争勃発 ひろゆき氏らの投稿に誤認指摘も

日刊スポーツ / 2024年8月2日 14時40分

「ひろゆき」こと西村博之氏(2024年4月撮影)

パリオリンピック(五輪)ボクシング女子選手の性別をめぐり、ネット上では論争が巻き起こっている。

1日に行われたボクシング女子66キロ級2回戦で、昨年世界選手権で性別適格性検査に合格せず失格になった過去があるイマネ・ヘリフ(アルジェリア)が出場。対戦相手のアンジェラ・カリニ(イタリア)は圧倒的な力の差を感じたのか、開始46秒で棄権した。一方、IOCは、「2024年パリオリンピックのボクシング競技に参加するすべての選手は、競技の資格と参加規則、およびパリ2024ボクシングユニット(PBU)が定めるすべての医療規則に従う。これまでのオリンピックボクシング競技と同様に、選手の性別と年齢はパスポートに基づいている」などのコメントを発表している。

海外の報道などでは、ヘリフは女性として生まれたが男性にみられるXY染色体を持つ性分化疾患と伝えられる。この場合だと、生まれ持った体の性別と心の性別が一致しないトランスジェンダーとは異なる。

ただSNS上では、過去に性別適格性検査に不合格となった選手が出場することに、さまざまな意見があがっている。一部では、同選手らを「トランスジェンダー」と認識したネットユーザーの投稿も散見される。

「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(47)は1日、ヘリフvsカリニの試合結果を受け、自身のXで「元男性の余裕勝ち」と言及し、「トランスジェンダーは、トランスジェンダーであって、女性ではない。女性の大会に元男性を参加させるのは、女性の機会を奪う」と私見を述べた。

作家でジャーナリストの門田隆将氏(66)は「生来女性のアンジェラ選手はトランスジェンダーのヘリフ選手のパンチ2発を受け、開始46秒で棄権。やはり命の危険を感じたのだろう」とつづった。格闘家で元参院議員の須藤元気氏は「格闘技において、男女の身体的な差は明らかです。いつか性別を自称する選手が現れ、女子格闘技そのものの意義が失われてしまう恐れがあります。差別と区別は違います」と持論を述べた

一方で、公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」の田中紀子代表はひろゆき氏の投稿を引用し「ひろゆきさん、この選手はトランスジェンダーではありません」と指摘。「自分も家族や周りの人も女性と思って生きてきた性分化疾患の方です。ボクシング協会はNGをだしましたが、IOCは出場を認めた。トランスジェンダー議論と一緒くたにするべきではありません。不正確な情報で攻撃するのもやめましょう」と警鐘を鳴らしている。

“元男の子ユーチューバー”の青木歌音もX(旧ツイッター)で「女子ボクシングでオリンピックに出てる性分化疾患の女性の事をトランスジェンダーだ!ってデマ流すの死ぬほどヤバい。私も性分化疾患なんだけどデマに恐ろしく感じてる」とつづっている。

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