かが屋、主演ドラマ「この動画は再生できません」第３弾で初の映画化に感慨

画「この動画は再生できません　THE MOVIE」完成披露舞台あいさつに登壇した、左から和田雅成、かが屋の加賀翔、賀屋壮也、平野良、世古口凌、谷口恒平監督（撮影・村上幸将）

お笑いコンビ・かが屋の主演映画「この動画は再生できません　THE MOVIE」（谷口恒平監督、9月13日公開）完成披露舞台あいさつが3日、東京・セシオン杉並ホールで行われた。

「この動画は再生できません」は、22年にテレビ神奈川などで放送されたホラー＆ミステリードラマ。かが屋の加賀翔（31）演じる編集マンの江尻真と、賀屋壮也（31）演じるオカルトライター鬼頭和弘が、ホラーDVDシリーズ「本当にあったガチ恐投稿映像」新作の締め切りに追われる中、視聴者から送られてくる、さまざまな動画の中から、江尻が動画の裏の秘密に気付いていく物語。

小規模な作品だったが、Amazonプライムビデオ等の動画配信サービスで累計300万再生されるなどの大ヒット。23年に放送されたドラマ第2シーズンも好評で、第3弾にして初めて映画化された。

谷口恒平監督（36）は「本当に、ひっそりと始まり、たまたまテレビ神奈川で見ていた方がザワザワし、Amazon　プライムビデオで見ていただいた」と感慨深げに語った。

加賀が「7人くらいで作った」と小規模な制作事情を明かすと、賀屋も「監督が音声をぶら下げて、山で4人で撮った。感慨深い。メチャクチャうれしかった」と笑みを浮かべた。

今後の展開について聞かれると、賀屋は「今後、映画なのか、ドラマになるのか、0になるのか…皆さんの伝聞次第。本当に面白い映画だと思う」と観客に応援を呼びかけた。加賀も「次、ドラマ、映画になるか分からない。次の幽霊が出ていない…」などと今後の製作の可能性に期待した。

この日は、倒産した映画会社の倉庫で発見されたDVDに主演した俳優澤村透を演じた和田雅成（32）、「ヒロトの世直しちゃんねる」アシスタントのダイスケを演じた平野良（40）「ヒロトの世直しちゃんねる」主催の動画配信者・ヒロトを演じた世古口凌（27）も登壇した。

◆「この動画は再生できません　THE MOVIE」　ホラーDVD「本当にあったガチ恐投稿映像」シリーズを制作する編集マンの江尻真（加賀翔）とオカルトライター鬼頭和弘（賀屋壮也）の元に、さまざまないわくつきの映像が届く。倒産した映画会社の倉庫で発見された、いわくつきのDVD。自称世直し系動画が迷惑者を懲らしめるという名目で廃ビルを探索する生配信。お笑い芸人とグラビアアイドルによるどこか奇妙な街歩き番組。編集マンとしての知識や持ち前の洞察力で動画の裏に隠された秘密を推理していく江尻とそれを見守る鬼頭だったが…。