柔道野村忠宏氏「リネール確定ガチャ」疑惑のルーレット抽選に言及「不正が行われることは…」

野村忠宏氏（2021年10月撮影）

柔道男子60キロ級で五輪3連覇を達成した野村忠宏氏（49）が5日、日本テレビ系「DayDay．」（月～金曜午前9時）に出演。柔道混合団体の決勝で話題になったルーレット抽選の方式について言及した。

3勝3敗で迎えた代表戦で、男子90キロ超級が選出。フランスの英雄テディ・リネール（35）が登場。柔道の男子100キロ級で5位の斉藤立（22＝JESグループ）が敗れ、日本は金メダルを逃す結果となった。

MC武田真一アナウンサー（56）がこのシーンを振り返り、「もちろん不正はないとは思うんですけれども」としつつも「コンピューターでやるってことなんでブラックボックスではあるわけですよね。『リネール確定ガチャ』というような声がSNSで上がっていますけど」と疑問を示した。

野村は「デジタルなので、不正をやろうと思ったらやれるかもしれないし、不透明な部分はありますけども」と前置きした上で、「これは五輪の舞台で、しかも国際柔道連盟も管理している。この素晴らしい舞台で不正が行われることは絶対ありえない」と不正の可能性を完全否定した。

続けて「このやりとりや会話っていうのは、食事しながら、ランチしながら、お酒飲みながらのわいわい話でやってもらったらいいと思う。これをオフィシャルでするのは本当に不毛なやりとり」と話し、正当な手続きだったことを強調した。

さらに柔道界でも疑問の声はあるのかと問われると、「分かりやすいアナログの方式とか、くじを引くとかやり方はあると思うんですけど、国際柔道連盟が決めたことなので、そこを信じるしかない。アナログでも不正をやろうと思えばやれますしね」と見解を示した。

それでも「抽選になった時に『＋90だけは出るな！』と思ってましたよ」と明かし、「＋90が出た瞬間に『あちゃー』ってなりましたよね」と笑った。