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48歳女流棋士高橋和が夫の大崎善生さん死去受けXで声明「共に生きた20年は大崎の才能を…」

日刊スポーツ / 2024年8月5日 15時33分

高橋和さんのXから

ノンフィクション「聖の青春」などで知られる作家の大崎善生(おおさき・よしお)さんが3日、東京都武蔵野市の自宅で死去した。66歳だった。札幌市出身。

03年に結婚した妻の女流棋士の高橋和(やまと、48)がX(旧ツイッター)を更新。声明を発表した。「既報のとおり夫・大崎善生が8月3日早朝自宅にて亡くなりました。生前皆様には大変お世話になりました」と書き出した。

大崎さんの代表作の名前を挙げ「『聖の青春』や『将棋の子』『パイロットフィッシュ』などの作品を読んでいただきありがとうございました。どの作品にも大崎の優しさが詰まっていたと思います」と続けた。

2年前に咽頭がんを患い、闘病中だったという。「2年前にわかった時には既に下咽頭癌のステージ4、2Bという状況でしたので、私の中では常に覚悟を持って日々を過ごしていました。なのでこの年月は私に心の準備を与えてくれていたんだなと思います」とつづった。

そして「共に生きた20年は大崎の才能をいかに私が壊さないかを考えていました。なので基本自由。そのため周囲の方にはご迷惑をおかけしたことも多々あったかと思います。この場を借りてお詫び申し上げます」と記述した。

最後に「亡くなる前日、現在京都に住む息子がたまたま帰省してきました。目に入れても痛くないほど可愛がっていたその息子と最期に会えたことが何よりの救いです。本当に皆様ありがとうございました」と締めくくった。

大崎さんは大学卒業後、雑誌「将棋マガジン」の編集者として日本将棋連盟に勤務。「将棋世界」編集長だった2000年、98年に29歳で早世した天才棋士、村山聖さんの生涯を描いた「聖の青春」で作家デビュー。作中には自らが登場し、村山さんとの出会いから亡くなるまでを描いたノンフィクション小説。同作は新潮学芸賞を受賞し、漫画化された。16年には映画化され、村山さん役として松山ケンイチが主演を務め話題となった。

「プロ棋士」養成機関の奨励会を退会した元将棋指しに光を当てた「将棋の子」で講談社ノンフィクション賞、青春恋愛小説「パイロットフィッシュ」で吉川英治文学新人賞。他の著書に「アジアンタムブルー」「ロストデイズ」など。

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