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高橋大輔「40歳手前で新しいことに挑戦」故郷・倉敷で俳優初挑戦映画「蔵のある街」会見

日刊スポーツ / 2024年8月5日 15時35分

故郷の岡山県岡山県倉敷市で撮影中の映画「蔵のある街」で、俳優に初挑戦する意気込みを語った高橋大輔

プロフィギュアスケーターの高橋大輔(38)が5日、俳優に初挑戦する映画「蔵のある街」(平松恵美子監督、25年夏公開予定)の撮影が行われている、故郷の岡山県倉敷市で会見を開いた。開口一番「古城緑郎を演じさせていただく、高橋大輔です。よろしくお願いします」と、自ら演じる役どころを口にしつつ、あいさつした。

俳優へのチャレンジについて聞かれると「僕自身…10年ぶりかな? 2度目の引退をしていく中で、やはりスケートというものが、すごく好きなので」と、14年のソチオリンピック(五輪)後の引退と18年の復帰、20年のアイスダンスへの転向と23年5月に引退したキャリアを振り返った。その上で「もう、僕も37歳ですけど、40歳手前で新しいことに挑戦というところで、オファーをいただいた」と、山田洋次監督(92)作品の多くで助監督、共同脚本を務めてきた、同市出身の平松恵美子監督(57)からのオファーを受けた経緯を説明した。

「蔵のある街」は、コロナ禍の中、楽しみにしていた行事を奪われた子どもたちのためにサプライズ花火を打ち上げた倉敷市の有志の1人が幼なじみだったことから、平松監督が映画の着想を受けて脚本から作り上げた。同監督の同級生や知人が実行委員会を立ち上げ、2年かけて協賛金を募ったが集まらず、1度は製作を諦めようとしたが、諦めきれずパイロット版を撮影しYouTubeで公開したところ、倉敷市の企業版ふるさと納税対象事業に映画として初選出された。

高橋が演じる古城緑郎は、倉敷市内で花火を打ち上げようと奮闘する、主演の山時聡真(19)演じる男子高校生・難波蒼たちの相談相手になる美術館の学芸員だ。役どころについて「すごく役どころ的にも、自分自身も、難しいと思う部分もあるんですけど」などと語った。

自閉症スペクトラム障害の兄を持つ、もう1人の主人公の女子高校生・白神紅子を、中島瑠菜(17)が演じる。紅子の母親で物語のキーパーソンでもある芸術家を、倉敷市出身のMEGUMI(42)が演じる。紅子の兄を、岡山県美作市出身の堀家一希(26)、高校生のたまり場となっているジャズ喫茶の、人のいいマスターを倉敷市出身の前野朋哉(38)が、それぞれ演じる。また、紅子を見守り背中を押す美術教師役は同市出身のミズモトカナコ(31)と、岡山県と倉敷出身の俳優陣が顔をそろえた。

また、平松監督が共同脚本で参加した、山田監督の13年「東京家族」、16年「家族はつらいよ」、17年「家族はつらいよ2」、18年「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ3」に主演した橋爪功(82)と、出演した林家正蔵(61)の出演も決定。櫻井健人(24)長尾卓磨(42)平松組常連の田中壮太郎(54)陽月華(43)北山雅康(57)らも出演する。

◆「蔵のある街」倉敷に住む男子高校生・難波蒼(山時聡真)は、幼なじみの女子高校生・白神紅子(中島瑠菜)の兄が神社の大木に登って大騒ぎを起こしていたところへ行き合わせる。紅子の兄(堀家一希)は自閉症スペクトラム障害で、幻の花火を見て騒いでいた。蒼は「俺が本物の花火を打ち上げてやるから降りてこい!」と呼びかけて騒動をおさめたが、紅子は感謝するどころかと涙を流しながら怒る。蒼はひそかな思いを寄せていた紅子から「自閉症の兄だから、できもしない約束でごまかした。兄は約束を忘れないから毎日傷つく」と言われ、ショックを受ける。約束を守って花火を上げようとするが、どうしたらいいのか分からなくなってしまう。実は、紅子にとって「花火」は特別な意味があった。蒼が自分たちのために奮闘し始めた姿に、かたくなになっていた紅子の心が次第に開かれていく。軽口が本気になり、本気が苦い挫折を生み出し、挫折の中で再び立ち上がる。そんな蒼たちの奔走が徐々に周囲の人々に伝わるが……果たして、この街に花火は上がるのか?

25年3月にご当地・倉敷市で完成披露上映を行い、同年夏に全国で公開予定。

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