自民党総裁選の公開討論会を国民にも公開するよう要請 鈴木貴子青年局長「政権与党の責任」

自民党総裁選をめぐり、候補者による公開討論会の開催を党側に申し入れたことを明かす鈴木貴子・青年局長（撮影・中山知子）

自民党の鈴木貴子青年局長は5日、岸田文雄首相（67）の党総裁任期満了（9月30日）に伴い9月に行われる党総裁選で、青年局と女性局主催の候補者公開討論会を開催するよう、女性局との連名で総裁選選挙管理委員会の逢沢一郎委員長（衆院議員）に申し入れた。

従来の総裁選でも青年局と女性局による公開討論会は行われているが、今回については、候補者数によっては前回の90分を120分に延長することや、党の公式チャンネルで配信し、党員だけでなく国民全体にも公開するよう要請した。

申し入れ後、報道陣の取材に応じた鈴木氏は「今回の総裁選は、自民党の命運がかかった大きな舞台。政権与党を担わせていただいている自民党として、すべての候補者がどんな政策や国家観を持っているかは、自民党員のためだけに議論するのではなく、議論やその過程を広く国民のみなさんに示していくのが、政権与党の責任だと考えている」と述べ、慣例にとらわれない形の討論会にするよう訴えた。