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Legitワンマンライブに2000人 FISHBOY「感謝の気持ちをこめて」/Dリーグ連載

日刊スポーツ / 2024年8月7日 12時46分

ワンマンライブを行ったCyberAgent LegitはオリジナルTシャツ姿で勢ぞろい(C)CyberAgent Legit

Dリーグ23-24シーズンチャンピオン、CyberAgent Legitが5日、東京・台場のZEPP DIVERCITY TOKYOでワンマンライブ「DEPARTURE」を行った。

昨年に続くワンマンライブで、会場規模は2倍以上に膨れ上がり、オールスタンドアップのフロアには約2000人が訪れた。ディレクターのFISHBOYは「今シーズンを一緒に走ってくれた感謝の気持ちをいっぱいこめて」と、衣装もそのままに、各ラウンドで戦った作品を次々に披露した。ATOは「Dリーグの会場よりも近くにいる感覚で、表情や衣装まで見てもらえたらうれしいですね」と、ライブの醍醐味(だいごみ)を話した。

メンバーが考えたという企画コーナーは爆笑が起こった。1chが提案したという「3分間クッキング」では、1chとBBOY SHOSEI、AYUNAとKANATOがペアを組んで、オムライス作りに挑戦して味を競い合った。TAKUMIがジャッジを担当したが、皿の真ん中をケチャップの川が流れていたり、ケチャップライスがダマになっていたり、火力が弱くて卵がなかなか焼けなかったりと、珍クッキングが続出した。

5月に2年連続シーズン優勝を決めた。前年逃したチャンピオンシップ(CS)に向かう準備期間に、英国の人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴッド・タレント」(BGT)の準決勝出演のため、約10日間、ロンドンに滞在した。これまで感じたことのないほどの熱狂的な拍手を浴びた一方で、決勝進出を逃した。帰国から1週間足らずで迎えた6月9日のCS。決勝にコマを進めたものの、またもKADOKAWA DREAMSに1点差で敗れた。

あれから2カ月。開演前、ライブに集中したいだろう時間帯の控室で、メンバーに当時を振り返ってもらった。

地獄「いろんなことありすぎて、あっという間に過ぎてしまいました。海外の挑戦はすごく大きい経験で、いろんな方に応援してもらった。ライブもDリーグだけじゃなくて、海外の挑戦も軸の1つとして、楽しんでもらえるようになっています」。

1ch「僕は初めてのCS出場で、全部が新鮮で楽しくてあっという間でした。練習も朝から夜までやったり、ロンドンで練習したり、普段と違う経験はすごく体力を使って、帰国してからの練習で首をケガしてしまったんです。いい経験もしたけど、つらい経験もしたから、人としてレベルアップできた期間だと思います」。

ena「ロンドンの記憶が無いぐらい、『CSに向けて』っていう腦だったので、BGTも準決勝のステージに立ったんですけど、あんまり思い出せないというか、CSの悔しい景色が強く残りすぎて、ロンドン行ってたっけ? と思うぐらい。CSにかける思いが強かったのをあらためて感じました。BGTに挑戦できたのはすごく光栄だし、楽しかったし。『やらなあかん』って思いが強くて、自宅で自主練やったぐらい、自分のやる気を感じていました」。

ATO「自分がLegitに入った時は、あと0.5点足りずにCSに出られなくて、今度こそCSに出ようって頑張っていたころでした。やっと出られたら、今度は優勝しようとなって、去年は準優勝。そして今年こそは…って、乗り越える壁はどんどん高くなってます。CSもBGTも終わって、悔しい思いをしたのに、個人的には、前を向けるようになった。すごく視野は広がって、今まで気にしていたことはすごく小っちゃいことで、もっともっと、先のことを考えられるようになった。みんなも心折れそうになったと思うのに、結果、今、次のシーズンを見据えて話し合ったり、これからもっと海外に向かって頑張ろうとか、どんどんハードルは高くなるのに、前に行こうとする気持ちは変わらずに持てている。そこにすごく成長を感じます。『DEPARTURE』には、ここからスタートっていう意味と、今までより上にっていう意味もあるのかなと思います」。

取材に同席して、メンバーの告白を見守っていたFISHBOYが安心したようにまとめた。

FISHBOY 人生ってインパクトの種類と数で決まると思います。いいインパクトも悲しいインパクトもある。どっちも味わえたのが今年の前半。Dリーグでいいスタートを切りながら、あと一歩で、ものすごいインパクトのある負け方をしてしまう。山あり谷ありなんですけど、それって素晴らしいなって思うんです。直前のインパクトでいうと今は「谷」なんで、登っていくしかない。だから、僕らは前を向けている。このライブでお客さんの顔を見ることで、それをより実感して、次のシーズンに行けるんじゃないかと思います。

最年長の地獄もメンバーの前向きな言葉に感激したようで「みんなの気持ちを確認してライブができるのはよかったです」と頭を下げ、控え室を飛び出していった。

開演を待つフロアがほぼいっぱいになったころ、場内のBGMが佐野元春の「Youngbloods」に変わっていった。Legitのパフォーマンスに触れた佐野が、同曲の2024年バージョンのMVにメンバーを起用して話題になった。軽快でいてパワフルな39年前の名曲。これに、素顔は穏やかなのに、ステップを踏めば高いスキルがあふれ出す、彼らの魅力がコラボレーションされた。

♪冷たい夜にさよなら いつの日も君は心軽やかにSteppin’

そうさ、Legitはいつでも軽やかなステップが楽しい。24-25SEASONに向かって、FISHBOYと9人のヤングブラッズが、谷底から走りはじめた。一緒に、前を向いて。【特別編集委員・久我悟】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「Dリーガーのオドリバ」)

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