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中村倫也、NHK「精神科医ヨワイ」で医師役初挑戦「台本以外で活字を読まない人間ですけど…」

日刊スポーツ / 2024年8月7日 14時10分

NHKドラマ「Shrink(シュリンク)-精神科医ヨワイ-」会見に出席した中村倫也(撮影・村上幸将)

中村倫也(37)が7日、東京・NHKで行われた同局総合の主演ドラマ「Shrink(シュリンク)-精神科医ヨワイ-」(31日開始、土曜午後10時、全3回)会見で、医師役に初挑戦するにあたり、10冊もの本を読んで臨んだと明かした。

同作は、七海仁氏原作、月子氏が漫画を担当し、19年から「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の、同名漫画の実写化作品。東京・新宿の路地裏で小さな精神科医院「新宿ひだまりクリニック」を経営する、中村演じる弱井幸之助が、患者たちの声を丁寧に聞き、症状に根気よく向き合うことで、他の医者が見抜けなかった病名を探り当てる。患者も希望を見いだし、自分なりの生きやすい生き方に巡り合う。弱井の病院で初めて精神科で働くことになった、土屋太鳳(29)演じる看護師・雨宮有里は、患者と真剣に向き合う弱井の姿に、精神科診療の奥深さに魅入られていく。

1話では、夏帆(33)演じる大手広告会社社員のシングルマザー雪村葵が、子育てと激務のはざまで疲れ、満員電車の中で発作に襲われて倒れてしまう。心療内科に行っても、向き合ってもらえず、病名も分からず不安な葵に、弱井はパニック症と診断を下す。2話では双極性障害(そううつ病)I型、3話では境界性パーソナリティー症を取り上げる。

中村は「変な言い方になるかも知れないですけど…主演だけど主演じゃないドラマ。主は病と、それに向き合う人…何か不思議な感じ」と作品を評した。その上で「この企画をいただき、原作を読んで思ったのは、原作を多くの人に知ってもらいたいし、ドラマを作って間口を広げ、届けるのは意味のあることだと思った。見て、病が真ん中にあるのは新鮮だし、そこをフォーカスしてもらいたかったので、うれしかったし、1番、上に名前があるのが不思議。俳優の仕事としては、自分のことは置いておいた」と作品における自らの考え方を示した。

役作りについては「台本以外で活字を読まない人間ですけど、今回は分厚い本を10冊くらい、読んだ」と明かした。ただ「精神科医の役に関連するので、知識を学び、リアリティーを乗せられるよう、いろいろなものを勉強したけどキリがない。とてもじゃないと、間に合わないと、途中から(全3話で描く症例)3つに絞った」と役作りのための勉強を振り返った。

医師役については「今まで僕、医者の役、やったことなかったんで『何、やりたいですか?』と聞かれた時『医者ですかね』と答えていたんですけど」と、興味があったという。ただ、実際に演じてみて「簡単に言っちゃいけない。責任は大きい。悩んでいる方も見てくれるかも知れないから、中途半端なことはできない。医者側の大変さの片りんが、かいま見えるかも知れない」と重大さを痛感。今後、医師役に再び挑むか? と聞かれると「ものによります」と答えた。

土屋は「自立と孤立は違うと、母に言われたことがある。家族だからこそ、難しいというのもあると思う。歯医者さんは、痛い部分を削ったり抜いたり…心も同じなんだなと。そういう時間と場所が、もっと増えたら、いいと感じました」と語った。

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