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将棋界からM-1初挑戦 服部慎一郎六段&冨田誠也五段「もぐら兄弟」冨田「寄せ切れなかった」

日刊スポーツ / 2024年8月8日 17時0分

大阪市内で行われた漫才日本一を決める「M-1グランプリ」1回戦に挑戦した服部慎一郎六段(右)、冨田誠也五段(撮影・松浦隆司)

将棋の服部慎一郎六段(25)と冨田誠也五段(28)が「もぐら兄弟」のコンビ名で8日、大阪市内で行われた漫才日本一を決める「M-1グランプリ」1回戦に出場した。将棋界からM-1への参戦は初めて。

対局のときと同じスーツ姿の2人は「どうも~」とステージに登場すると、冨田が「われわれ、将棋のプロなんです」とコンビを紹介し「将棋には師匠が必要なんです」とネタに入った。

ボケ担当の服部が「10年前、手紙を書いてん」。将棋界では原則、プロを目指し、棋士の養成機関「奨励会」に入会するときには師匠が必要になる。服部は師匠に入門するときに書いた「手紙があるねん。聞きたいやろ」とニヤリ。冨田は「いまある?」。

服部が声のトーンを変え、「拝啓」と繰り出すと、冨田が「えらい本格的な手紙やな~」とツッコんだ。

一呼吸置き、「拝啓 この手紙を ♪読んでいるあなたは~♪」とアンジェラ・アキの名曲「手紙~拝啓十五の君へ~」にメロディーに合わせて“熱唱”した。最終盤でネタが飛ぶこともあったが、終盤は観客の笑いを誘った。

約2分間のステージを終えた冨田は「鮮やかに寄せた? 寄せ切れなかったですね」と笑顔で振り返った。服部は「覚えたつもりだったが、練習でもなかった(セリフ飛ばしを)初めてやってしまった」。寄せの“手順”を間違い、「分からなくなってしまった。終盤にさしかかっているところだったので、そこで修正力がなかったのが悔しいです」と反省した。

コンビは22年9月に結成。棋士のイベントなどで、ネタを披露すると、爆笑を誘い、自信をつけた。冨田は服部からのM-1出場の打診を快く引き受けた。

将棋界からのM-1への初挑戦。今年は関東からも谷合廣紀四段と山本博志五段によるコンビ「銀沙飛燕(ぎんさひえん)」が14日に1回戦に出場する。一足先に関西から挑戦した冨田は「やりきった」と話すと、服部は「あ~、やり切れなかった」と“名コンビぶり”で笑わせた。【松浦隆司】

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