1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

セーヌ川の汚染「開幕から10日間のうち水質が基準内だったのは2日間のみ」と地元メディア暴露

日刊スポーツ / 2024年8月9日 11時12分

スタートの合図でセーヌ川に飛び込む選手たち(ロイター)=2024年7月31日

パリオリンピック(五輪)で9日に行われる水泳オープンウオーター男子10キロに出場予定だったスウェーデン代表が、会場セーヌ川の水質懸念を理由に出場を辞退するなど、水質汚染が問題視される中、地元メディアが「開幕から10日間のうち水質が基準内だったのは2日間のみだった」と暴露していることが分かった。英タイムズ紙によると、フランスの調査ウェブサイトMediapartが入手した検査結果では、セーヌ川の水質が泳ぎに適していたのは開幕から8月5日までの間で2日間のみだったという。

大会主催者は8月5日朝に4カ所で行われた水質調査の結果、「大腸菌のレベルが『非常に良い』から『良い』であることが示された」として、トライアスロン混合リレーが予定通り行われた。しかしながら、同メディアによると、この日、世界トライアスロン協会が定めた安全基準を満たさない水の中で選手たちは泳いでいたという。

トライアスロンの選手たちに体調不良者が続出しているが、7月30日と31日の2日間を除いて水質は基準を満たしておらず、大腸菌と腸球菌が推奨レベルを上回っていたことを示す公式の検査結果を入手したとmediapartは主張している。つまり、男女トライアスロン競技が行なわれた31日だけは、水質基準を満たしていたことになる。

セーヌ川を巡っては、大腸菌以外にもドブネズミなどの尿を介して伝染するレプトスピラ症などの細菌感染症が発症する可能性を米メディアが伝えている。

Mediapartは、糞便の存在を示す細菌である腸球菌のレベルは「限界値」だったことを組織委員会の広報部がのちに記者団に認めたと伝えている。検査は、パリ市の給水と排水収集を担当する公営企業パリ・ウォーターによって実施されたものだという。(ロサンゼルス=千歳香奈子)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください