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「長崎平和宣言」トレンドに 祈念式典イスラエル不招待判断の鈴木市長の言葉に「読むべき一文」

日刊スポーツ / 2024年8月9日 12時27分

芸能社会ニュース

米国による長崎への原爆投下から79年となった9日、長崎市松山町の平和公園で「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が営まれ、鈴木史朗市長が「長崎平和宣言」を行った。

インターネット上では、「長崎平和宣言」「長崎原爆の日」のほか、鈴木市長が宣言の中で言及した「長崎を最後の被爆地に」「地球市民」などの言葉が、次々にトレンドワードになった。

鈴木市長は冒頭で、23歳で被爆し、原爆症と闘いながらも原爆の悲惨さを訴えた長崎の詩人・福田須磨子さんが記した「原爆を作る人々よ! しばし手を休め 眼をとじ給(たま)え 昭和二十年八月九日!  あなた方が作った 原爆で 幾万の尊い生命が奪われ 家 財産が一瞬にして無に帰し  平和な家庭が破壊しつくされたのだ」という内容の詞を読み上げた。また「ロシアのウクライナ侵攻に終わりが見えず、中東での武力紛争の拡大が懸念される中、これまで守られてきた重要な規範が失われるかもしれない。私たちはそんな危機的な事態に直面している」とも指摘。「核兵器廃絶に向け大きくかじを切るべきです」と、核兵器廃絶への思いを吐露した。

結びでは「長崎を最後の被爆地にするために、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けてたゆむことなく行動し続けることをここに宣言します」と誓った。

SNSには「思わず拍手してしまった」「全ての人に聞いてほしい」「『あなた方が作った』ってはっきり言ったね」「鈴木市長を支持します」「読むべき一文」などのコメントが寄せられた。市長が口にした「核兵器廃絶は人類が生き残る絶対条件」というフレーズへの共感も相次いだ。

長崎市のホームページに掲載された鈴木市長の「平和宣言」全文の最後には、「長崎平和宣言に賛同される方は、『賛同』ボタンをクリックしてください」という部分がある。SNSでは「賛同しました」という投稿も多くみられた。

市側は今回、パレスチナ自治区ガザ地区で戦闘を続けるイスラエルを式典に招待しない判断を取った。不測の事態が発生するリスクへの懸念からとしている。これを受けて、日本以外の先進7カ国(G7)の6カ国と欧州連合(EU)は、駐日大使が式典への出席を見合わせた。

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