【将棋】西山朋佳女流３冠の棋士編入試験第１局は９・10、第２局は10・２に実施

西山朋佳女流3冠（2023年10月撮影）

日本将棋連盟は9日、西山朋佳女流3冠（白玲・女王・女流王将＝29）の棋士編入試験の第1局と第2局の日程を発表した。第1局の高橋佑二郎四段（25）戦は9月10日、第2局の山川泰熙四段（26）戦は10月2日、いずれも午前10時から東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われる。試験は新人5人と対戦して3勝すれば合格する。

女流棋士とは制度が違い、棋士になるにはプロ棋士養成機関「奨励会」を卒業するか、編入試験の合格が条件となる。女流棋士では福間香奈女流5冠（32）が初めて受験したが、不合格だった。

西山は7月4日、朝日杯で阿部光瑠七段に勝って直近の公式戦成績が13勝7敗となり、「10勝以上、勝率6割5分以上」という棋士編入試験の受験条件を満たした。奨励会三段リーグにもかつて在籍しており、19年度後期（20年3月最終局）では14勝4敗の成績を挙げながら、次点に終わった。その後、奨励会を退会し、女流棋士へと鞍替えしていた。