ウィリアム皇太子とキャサリン妃、パリ五輪の英国選手団に感謝「みなさんは私たちの誇りです」

ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃（2015年9月撮影）

英王室のウィリアム皇太子（42）とキャサリン皇太子妃（42）夫妻が11日、この日閉幕したパリオリンピック（五輪）で激闘を終えた英国選手団に感謝を伝える動画にサプライズ登場し、アスリートたちを驚かせた。

皇太子夫妻は、「お見事でした。なんて素晴らしい旅でしょう。全選手が計り知れない献身とハート、情熱を示してくれました。みなさんは私たちの誇りです」とメッセージをつづり、公式SNSに著名セレブと共に出演する動画を公開。米ラッパーのスヌープ・ドッグや英国の元サッカースター選手デビッド・ベッカム氏、米国の元陸上選手マイケル・ジョンソン氏ら著名人と共に、金メダル14個を含む計65個のメダルを獲得した英国のアスリートたちをねぎらった。

動画の冒頭に登場したのは、パリ五輪で米NBCの現地リポーターを務めたヒップホップ界の大御所スヌープ・ドッグ。続いて皇太子夫妻が仲良く並んで登場し、「家で観ていた私たちか家族から、イギリス代表チームの皆さんへ、おめでとうございます」とキャサリン皇太子妃がカメラに向かって笑顔で語った。続いて、皇太子が「あなたが成し遂げたことは、お見事でした。私たち全員にインスピレーションを与えてくれました」と話した。

普段の公務の時に見せるきれいにひげをそった外見とは異なり、英国代表チームのTシャツを着た皇太子は短いひげを生やしており、ラフな一面をのぞかせたことも大きな話題となっている。

スポーツ好きとして知られ、イングランドのサッカー協会の会長も務めている皇太子だが、今大会では現地を訪れて自国の選手たちを応援することはなかった。

今年3月にがんと診断されたことを公表したキャサリン皇太子妃は、先月行われたテニス四大大会の1つウィンブルドン選手権の最終日に会場に姿を見せて以来となる近影の披露となり、元気そうな様子でファンを安堵（あんど）させた。（ロサンゼルス＝千歳香奈子）