【閉会式】トム・クルーズが50mダイブ、ド派手スタント披露でパリ五輪締めくくった

パリ五輪閉会式　五輪旗を手に笑顔のトム・クルーズ（AP)

パリオリンピック（五輪）の閉会式が11日（日本時間12日）、フランス競技場で行われ、17日間の熱戦が幕を閉じた。28年米ロサンゼルス（LA）大会への引き継ぎ式では、米俳優トム・クルーズ（62）が登場。屋根からワイヤーで降りて登場。五輪旗を差したバイクで会場を疾走するなど、4年に1度の祭典をド派手に盛り上げた。

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トム・クルーズが華麗に舞った。会場の屋根に姿を現すと、観衆がどよめいた。直前に米国国歌を独唱をした人気R＆BシンガーのH．E．R．（ハー＝27）が、本人主演の大ヒット映画「ミッション：インポッシブル」のサウンドトラックを演奏する中、クルーズはワイヤアクションで約50メートル落下。驚きのスタントを披露し、中継した米NBCアナウンサーも「これができるのはトム・クルーズだけ。本物だ」と大興奮だった。

クルーズは着地後、各国の選手たちをハイタッチや「自撮り」で激闘をねぎらった。そしてステージに駆け上がると、LAのカレン・バス市長から五輪旗を受け取り、バイクに乗って会場を後にした。その後は事前収録した映像に切り替わり、飛行機に乗り込んだクルーズは一気にハリウッドへ。LAを象徴するハリウッドサインめがけてスカイダイビングし、同サインを五輪のシンボルカラーに変えた。クルーズから手渡された五輪旗は、4個の金メダルを獲得した元陸上選手のマイケル・ジョンソン氏（56）らでリレーされた。

クルーズは出演を終えて、自身のX（旧ツイッター）を更新。「ありがとう、パリ！　これからロサンゼルスに向かいます」とつづり、スタジアム上空から下を見下ろすミッションに挑む前の自撮り写真を投稿した。現在は欧州で「ミッション：インポッシブル」シリーズ最新作を撮影中で、7月26日にはフランスで最も名誉ある勲章の1つである「レジオン・ドヌール勲章コマンドール」を授与された。今五輪では開会式や競技会場でも目撃されており、話題となっていた。