宇多田ヒカル６年ぶり全国ツアーに新素材衣装「軽くて、すごく新しい素材なんだって」

新素材で作成した宇多田ヒカルのツアー衣装

デビュー25周年を迎えたシンガー・ソングライター宇多田ヒカル（41）の、約6年ぶりの全国ツアー「HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024」で着用している衣装の詳細が13日、発表された。

Spiber社が開発した新たなプロテイン繊維「Brewed Protein■（ブリュード・プロテイン■）ファイバー」を使用しており、ツアー中に使用される3着のうちの1着として、7月13日の福岡公演から、本ツアー全ての公演で着用される。

衣装のデザイン・制作はデザイナー宮前義之さん率いる「A－POC ABLE ISSEY MIYAKE」チームが手がけ、長年に渡り宇多田の衣装を担当するスタイリストの小川恭平さん監修のもと、本ツアー、アーティストご本人の表現、世界観にふさわしい衣装を作り上げた。

宇多田は30日の宮城公演のMCで「（ステージ上の）スクリーンで見るたびに『後ろはこうなっているんだ！』とか、毎回新しい発見があって。軽くて、すごく新しい素材なんだって。ブリュード・プロテインだったかな。すごく環境にいいんだって。一粒で3度くらいおいしいね。最高」とコメントしている。

流れるような造形美が特徴の色鮮やかな衣装は、A－POC ABLE ISSEY MIYAKEチームによって、Brewed Protein■ファイバーとポリエステルを混織した生地を用いて、異素材の熱への反応による縮率の違いを活用し狙った形に変形させながら伸縮性のある生地に仕立てるイッセイミヤケの「Steam Stretch」という独自の技術を使い制作された。

※■は商標記号