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【柔道】男子66キロ級V2阿部一二三、準々決勝での2回止血治療に「棄権負けでは日本に帰れない」

日刊スポーツ / 2024年8月15日 13時33分

男子66キロ級準々決勝 出血で治療を行う阿部一二三(AP)

パリ五輪柔道男子66キロ級金メダリストの阿部一二三(27=パーク24)が15日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。エモマリ(タジキスタン)との準々決勝で2回の止血治療について振り返った。

阿部は試合中に右の鼻の穴から出血した。柔道のルールでは、どんなにリードしている選手でも3回出ケツしたら「棄権」とみなされて負けとなる。1回目に圧迫止血したが、再度出血したため、現地ドクターに止血剤を詰めてもらい鼻の穴がパンパンになるまでワタを詰めてもらったという。

「棄権負けではさすがに日本に帰れないなと思いました。残り1分半(柔道の試合は4分)はさすがに長い。決めに行きますと話して、リスクを負っても接近戦で投げに行く選択をした」と振り返った。

その後、準決勝、決勝と勝ち、21年東京に続いて連覇を達成した。「1回目は安心感がありました。今回は喜びが大きかった」。4年後のロサンゼルス五輪でV3に挑む。

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