長島三奈さん８月16日「熱闘甲子園」で一夜限りの生出演「球児たちのひたむきな心、伝えたい」

石橋の記録員・吉田光来さんを取材する長島三奈さん（C）ABCテレビ

スポーツキャスターの長島三奈さん（56）が、熱戦が続く「第106回全国高等学校野球選手権大会」のテレビ朝日系ダイジェスト番組「熱闘甲子園」（午後11時10分）の16日放送に一夜限りのスペシャルゲストとして生出演する。番組を制作するABCテレビが15日、発表した。

同番組のキャスターを15回務めた長島さんは、春夏連覇し“平成の怪物”と呼ばれた松坂大輔氏などの数々の名場面を取材してきた。

昨年に続き、スペシャルゲストとして出演する長島さんは、夏の甲子園で初勝利を飾り、3回戦進出を果たした石橋（栃木）の記録員・吉田光来（みらい）さんを取材した。勝利の裏には、ベンチで常に声を出し、収集したデータで仲間にアドバイスを送り続ける吉田さんの存在があった。

陰の立役者ともいえる吉田さんだが、1年前に脳梗塞を患い、左半身がまったく動かすことができなかった。それでも、懸命なリハビリを乗り越え、再びグラウンドにカムバック。“21人目の選手”として、チームメートとともに戦う高校球児を長島さんが取材した。

長島さんは「甲子園球場が誕生して100年目の夏。球児たちの真っすぐひたむきな心、仲間を思う優しさ、強さは変わることなく甲子園にあふれています。そんな球児たちの姿を番組を通してお伝えできればと思います」と意気込みを語った。